意外に使えるスタイラスと0.7mmシャープ
0.7mmシャープと先が丸いスタイラスが嬉しい
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普通、ボールペンを使うシチュエーションを考えると、ほとんどの場合、黒色のペンを使います。他の色を使う場合は、その部分を目立たせたい時です。ならば赤が普通ですが、オレンジの蛍光色は赤以上に目立ちます。特に黒とのコントラストが効いていて、カラーバランスも良いのです。そして、この二色以上の色を使うことは、ほとんどありません。
ならば、むしろ下書きに使えるシャープペシルを内蔵しようというのは自然な流れです。しかも、標準的な0.5mm芯ではなく、少しだけ太い0.7mm芯のシャープペンを内蔵しているのが面白いと思うのです。実際、太いペンを使った滑らかな書き心地が気持ち良いように、シャープペンシルも0.7mmや0.9mmといった太めの芯の方が、書き心地が良いのです。また、下書きやメモに使う場合、0.5mmだと細すぎ、筆圧も強めに書くことになりますので、書いた跡がかなり紙に残ります。0.7mmなら、比較的軽く書けるので、消しゴムを使った後でも跡が残りません。
さらにもう一本がスタイラスというのも嬉しい配慮です。しかも、このスタイラス芯は先があまり尖っていないタイプ。つまり、PDAをバリバリ使うというより、もう少し気楽な、タッチパネルのクリックやニンテンドーDSなどのゲーム機に使いたいスタイラスなのです。今や、手に馴染むスタイラスを常に携帯するのも、男の身だしなみというか、もはや、女性の間では常識ですし(そのくらいDS所有率は高いと思う)。そうでなくても、スタイラスは考え事をまとめる時など、白紙のノートにスタイラスで何となく書くふりみたいなことをすると、意外にアイディアが出るものです(少なくともガイド納富はそうです)。
ガイド納富の「こだわりチェック」
パッケージも実用的でプレゼントにも向く
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細い軸と、こだわりの4種類、そして、選べるデザインとリーズナブルな価格。ちょっとこだわりたい人が日常的に使う多機能ペンとして、この「4FP」の完成度はかなり高いと思います。缶ペンケースを模したパッケージも、実用性の高さと遊び心のバランスが良く、プレゼント用としても感じが良いのですが、ちょっとしたペンケースとしても嬉しいデザインになっています。
左から「ケルヴィン」「マーキュリー」「スタンレイ」
「エリート」「アバロン」「スティアード」 「クロスワード」「デイトナ」各5250円(税込) |
また、ペンのデザインも、比較的シャープな印象の「クロスワード」(クロスワードパズルのデザインがそのままペン軸に印刷されています)や、シンプルな銀の軸の「マーキュリー」から、黄色い軸に定規をプリントした「スタンレイ」、シマウマ模様の「アバロン」などのポップな柄まで、かなりデザインに幅があるので、好みにうるさい人でも、気に入った1本がみつかりそうです。
<関連リンク>
・ACMEの日本語による公式ページ
・ペンハウスのACME製品購入ページ
以上のページには、3月10日現在、「4FP」の情報は掲載されていません。
・ステーショナリーガイド土橋さんのアクメ紹介記事
・ファーバーカステル「パーフェクトペンシル」の謎を解け
・取材に最適なLAMY「スウィフト・ローラーボール」 プロの現場で使えるボールペン