感触にこだわる普段使いのボールペン

サンスター文具「click writer」
価格294円(税込)

道具の持つ魅力の中でも、スイッチを押す快感というか「操作」する楽しさというのは、かなり大きなウェイトを占めます。
ボールペンでいうなら、“カチカチ”とペン先を出し入れするノックの感触がとても重要なポイントです。この感触に気を遣って作られたペンは、その使い心地、書き心地までも良いことが多いのです。ガイド納富が選んだ「2005年普段遣いボールペン(2000円以内)ベスト5」の中の4本までがノック式なのも、その操作感の魅力に拠るところが大きいからだったりします。

そんな、ペンをカチカチと出し入れする快感にこだわった、というか、もうそのクリック感だけを追及したようなボールペンを見つけました。『良いモノ選びのコツ(1)「感触」を大事にするということ』でも登場したドイツ生まれのボールペン「clicker Writer」シリーズです。その徹底したクリック感へのこだわりは、ボールペンをノックする心地よさが世界共通なのだということを示してくれるようです。仲間がここにもいた、という感じで嬉しいものですね。

今までにない「回す」「弾く」の感触

この「click Writer」シリーズは、1本たったの294円(税込)という、本当に普段遣いのボールペンです(でも、安いからといって使い捨てではありません。ちゃんと105円で替えリフィルが用意されています)。色もレッド、グリーン、ブルー、ブラックと4色用意され、そのどの色も半透明のABS樹脂製で、子供から大人まで男女を問わず使える感じです。いかにもヨーロッパらしい、ペン先に向かう曲線が洗練されています。

上下にノックするノーマルなタイプだが、
ノック部分のデザインがユニーク

そして、何よりの特徴は、ノック部分が三種類あること。一つは、普通のノックするタイプですが、先が三角の形状は、ここにストラップなどを通して使うと面白そうです。また、ノックしても三角部分は引っ込むことなく、元の位置に戻ってきます。その感触が楽しくて、つい、何度もクリックしてしまいます。

ボール状のスイッチを上下してペン先を出し入れする
「スイッチタイプ」はクリック感が最高

次はスイッチ・タイプとでも言うのでしょうか。この丸いボール部分を押し下げるとペン先が出て、押し上げるとペンが戻ります。この押し下げた時の「カチッ」とスイッチを入れたような感触が、とても気持ち良いのです。さらに、スイッチを元の位置に戻す為に、親指でボール部分を「ピン」と弾くと、心地よいクリック感と共に、ペン先が収納されます。この「弾く」気持ち良さは、他のペンでは味わえないものです。

ギザギザのローラーを回転させる「ロータリータイプ」
この感触は他には無い

さらに、ローラー・タイプも用意されています。これは、見ての通り、ローラーを回転させるとペン先が出て、さらに回すとペン先が引っ込むという仕掛け。ローラーを回した時の「カチッ」と指先に伝わるクリック感も良いのですが、何といっても楽しいのは、ローラーをどちらに回転させても良いこと。親指の腹でローラーをクルクルと回す動作と、ペンが上下する動作の不思議な連動は、感触の良さと同時に視覚的な楽しさもあるのです。


ガイド納富の「こだわりチェック」

本体重量11g、ボールペンのボール径は0.8mm、インクは黒で、書き味は普通のボールペンです。でも、この楽しさとドイツ製らしい使いやすく、ポップで楽しげだけど隙の無いデザインの良さは、ちょっと他では得られないものです。そして、何より、このペンがあれば、好きな時に指先で遊ぶことが出来ます。

クリック感にこだわって作られているだけに、カチカチし始めると、つい楽しくて、いつまでも続けてしまいます。特に考え事をする時には、このシリーズの「スイッチタイプ」か「ロータリータイプ」が手放せません。この「clicker Writer」シリーズは、1本たった294円なのですが、感触にこだわって作られているだけに、その心地よさは普通のボールペンとは一味違います。クリック部分だけでなく、樹脂製の軸の持ち心地にも気を配っているようなのです。

こういう、ちょっとしたアイディアの、だけど手元に置いておくだけで楽しくて、しかも実用的なアイテムはありそうで中々無いものです。普段使いに最適ですし、お手元に数本用意されてはいかがでしょう。こういう小さなこだわりの積み重ねが、生活を楽しくしてくれるのだと思うのです。


<関連リンク>

click writerの販売元サンスター文具の商品紹介ページ
2005年普段遣いボールペン(2000円以内)ベスト5
チボリ・オーディオ「Model One Radio」紹介記事