映画のためだけに使う手帳

potter style「My Favorite Films Journal」

グッズの方向性は大きく二つに分かれています。一つは、一つのグッズで色んな事が出来る、いわゆる多機能グッズ。もう一つは、何かのためだけにある、いわゆる単機能グッズ。どちらの方向にも名作はあるのですが、最近では、多機能より単機能の方に、より魅力を感じます。多機能グッズは余程の名作でないと、機能のどれもが中途半端だったりしがちなのですが、単機能グッズは、一つの機能だけに絞った造りだけに、その機能に対して本当に便利だったり、他では代わりが利かない、そんなグッズに仕上がっていることが多いと思うのです。

この「My Favorite Films Journal」は、映画専用のメモ帳です。他に使い道は無い、ひたすら見た映画のデータと感想を書くためだけの手帳なのです。幅はほぼ文庫本と同じで、高さは1.5cmほど低いポケットサイズ。表紙はハードカバーなので鞄の中に入れても形が崩れませんし、長く保管することが出来るようになっています。表紙を留めるゴムが付いているので、ページ内にチケットなどを貼り付けても、きちんと手帳を閉じる事が出来ます。

この手帳は、potter styleというアメリカの出版社が作ったものだけに、製本がしっかりしていて、手帳というより書籍に近い感触を持っています。こんな風にしっかり作られているからこそ、手にした瞬間から、映画に関するメモを書き残したいという気になるのです。

ただのメモに留まらない内容も見事

映画メモ欄の他に監督の名言なども掲載

最初のページには、「Drama is life with the dull bits cut out.(ドラマは退屈な部分がカットされた人生だ)」というアルフレッド・ヒッチコック監督の言葉が書かれていて、その下に、「recorded by:」と書かれています。ここに自分の名前を入れるわけですね。つまり、この手帳を手にした人は、映画の記録者になるわけです。

中には、Date(見た日付)、film(映画の題名)、year(製作年)、director(監督)、starring(主演)、viewed(見たところ)、thoughts(感想)を書く欄があります。映画メモとしての必要最小限の項目ですし、感想欄も五行程度ですから。構えずに書くことが出来ます。

で、10ページおきくらいに、映画監督の言葉や、メモ欄、映画用語、映画についての本用のメモ、映画サイトを書き留めるメモ、生涯のベスト10を書く欄などが挟み込まれています。単にメモが続くだけでは飽きてしまうところに、こういうページがあると書き続けようという気になるから不思議ですね。しかも、映画的というか、映画ファンなら、ちょっと書いてみようかと思うようなネタだったりするあたりが見事です。


ガイド納富の「こだわりチェック」

お気に入りの映画のDVDと一緒にプレゼントしたい

1冊で128ページ、99本の映画をメモ出来るようになっています。これは、ちょうど一般的な映画ファンが1年間に見る映画の本数くらいではないでしょうか。毎年、クリスマスや何かの記念日に、お気に入りのDVDと一緒に、こんな手帳をプレゼントされたら嬉しいだろうなと思います。こういう、単機能のモノは、自分で買うよりも、誰かからプレゼントされる方が数倍嬉しかったりするのは、ガイド納富だけではないと思います。

こういう、記録をするための手帳は、持ち歩いても草臥れず、長期間保存出来ることが大事。そして、持っていて嬉しく、この手帳に書きたいという気持ちを掻き立ててくれるものでなくてはなりません。その点、シンプルなデザインの中に、モノとして丁寧に作った感じがある、この「My Favorite Films Journal」は、本当に良く出来ています。

映画館に見に行った記録だけでなく、例えば購入したDVDを整理するためのメモとして、レンタルで見たDVDなども含めたビジュアル全般を記録する手帳として、さらには、テレビドラマだって、きちんと主役がいて監督がいる映像作品なのですから、そういう映像全般の記録して、広く、長く使っていきたい手帳ですね。



商品名:potter style「My Favorite Films Journal」

Amazonの洋書コーナー「My Favorite Journal」のページ

販売価格:893円(税込・送料別)

その他、紀伊国屋書店アシストオンでも購入できますが、輸入品のため、価格はショップによって違います。


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