男のこだわりグッズ/手帳・ノート

最強の取材用メモ「モールスキン・スクエアノート」 「モールスキン」はプロ仕様(2ページ目)

デザインの良さだけでない、プロ仕様の設計が魅力のイタリア製ノート「モールスキン」。プロのライターでもあるガイド納富が「取材に最も適したメモ帳」だと考える、その理由と使いこなしテクニックを紹介します。

納富 廉邦

執筆者:納富 廉邦

男のこだわりグッズガイド


モールスキン使いこなし術

使い終わったら、日付を入れたシールを貼って保存します

モールスキンを取材などで使っているプロのライターなら、誰もが、何らかの使いこなし術を持っていると思うのですが、私の場合は、まず、取材以外でも、目に留まったことを何でも、日付、場所、タイトルを付けてメモしています。とにかく、全てのメモは、この一冊にまとめて、数ヶ月で1冊を使い尽くします。片岡義男氏によれば、モールスキン1冊を1カ月以上使い続けるようでは、このノートの真価は発揮できないということですし、私も2カ月に1冊くらいを目標に、目に付くものは何でもメモしていくようにしています。

使い終わったら、表紙に、いつからいつまで使ったものかを書いた紙を貼って、次のノートに行きます。紙は欧羅巴の蔵書用シールを使っています。このようにすることで、使用済みであることが一目で分かるし、それまでの様々なメモ群が時系列で整理できるので、情報の整理にも役立ちます。

 

後、意外に便利なのが、一番最後のページにあるポケット。ここに地図やクーポン券、名刺など何でも突っ込んでおけるので、旅取材のときなどに非常に便利。ゴムで表紙を留められるので、中に色んなものを直接貼り付けて、中身が分厚くなっても大丈夫というのも嬉しい設計ですね。

このポケットがまた便利

さらに、私はドイツ製のクリップ型のペンホルダーを表紙に挿して、そこにお気に入りのペンを入れて持ち歩いています。こうすることで、筆記具を忘れることもないし、鞄からモールスキンを引っ張り出すだけで取材準備が完了します。ペンは、ラミーの「スウィフト」を使用。このペンがまた、取材に(というかメモ用に)最適だと思うのですが、その話はまた近い内に。

ペンホルダーを付けると更に使いやすくなる

ガイド納富の「こだわりチェック」

プロのライターとして、モールスキンノートはなくてはならないツールです。さらにサイズが大きい「モールスキン・ラージ」もあるのですが、取材用としては、この縦14cm×横9cmのサイズが最も使いやすいのです。黒一色では寂しいという方には、同じ機能で表紙の色だけが違う「ヴァン・ゴッホ・モデル」もありますが、取り扱い店舗は少ないようですね。

ともあれ、1ヶ月に1冊使うくらいの気持ちで、ガンガンとメモを取れば、モールスキンの真価が分かるはずです。ポイントはメモを惜しまないこと。こだわりのメモ帳だからこそ、常に携帯して使い倒すことが大事なのだと思います。


<関連リンク>
モールスキンの詳しい解説と購入は信頼文具輔で
こちらは、信頼文具輔のモールスキンラージのページ
モールスキンが登場する映画の紹介があります
ノートにこだわる~紙モノの誘惑
こんな取材にも重宝


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