モールスキン使いこなし術
使い終わったら、日付を入れたシールを貼って保存します
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モールスキンを取材などで使っているプロのライターなら、誰もが、何らかの使いこなし術を持っていると思うのですが、私の場合は、まず、取材以外でも、目に留まったことを何でも、日付、場所、タイトルを付けてメモしています。とにかく、全てのメモは、この一冊にまとめて、数ヶ月で1冊を使い尽くします。片岡義男氏によれば、モールスキン1冊を1カ月以上使い続けるようでは、このノートの真価は発揮できないということですし、私も2カ月に1冊くらいを目標に、目に付くものは何でもメモしていくようにしています。
使い終わったら、表紙に、いつからいつまで使ったものかを書いた紙を貼って、次のノートに行きます。紙は欧羅巴の蔵書用シールを使っています。このようにすることで、使用済みであることが一目で分かるし、それまでの様々なメモ群が時系列で整理できるので、情報の整理にも役立ちます。
後、意外に便利なのが、一番最後のページにあるポケット。ここに地図やクーポン券、名刺など何でも突っ込んでおけるので、旅取材のときなどに非常に便利。ゴムで表紙を留められるので、中に色んなものを直接貼り付けて、中身が分厚くなっても大丈夫というのも嬉しい設計ですね。
このポケットがまた便利
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さらに、私はドイツ製のクリップ型のペンホルダーを表紙に挿して、そこにお気に入りのペンを入れて持ち歩いています。こうすることで、筆記具を忘れることもないし、鞄からモールスキンを引っ張り出すだけで取材準備が完了します。ペンは、ラミーの「スウィフト」を使用。このペンがまた、取材に(というかメモ用に)最適だと思うのですが、その話はまた近い内に。
ペンホルダーを付けると更に使いやすくなる
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ガイド納富の「こだわりチェック」
プロのライターとして、モールスキンノートはなくてはならないツールです。さらにサイズが大きい「モールスキン・ラージ」もあるのですが、取材用としては、この縦14cm×横9cmのサイズが最も使いやすいのです。黒一色では寂しいという方には、同じ機能で表紙の色だけが違う「ヴァン・ゴッホ・モデル」もありますが、取り扱い店舗は少ないようですね。
ともあれ、1ヶ月に1冊使うくらいの気持ちで、ガンガンとメモを取れば、モールスキンの真価が分かるはずです。ポイントはメモを惜しまないこと。こだわりのメモ帳だからこそ、常に携帯して使い倒すことが大事なのだと思います。
<関連リンク>
・モールスキンの詳しい解説と購入は信頼文具輔で
・こちらは、信頼文具輔のモールスキンラージのページ
・モールスキンが登場する映画の紹介があります
・ノートにこだわる~紙モノの誘惑
・こんな取材にも重宝