まずはモールスキンの基本から

「モールスキンポケット・スクエアノート」1575円

ゴッホも使っていたというイタリア製メモノート「モールスキン」。表紙をゴムで止める仕掛けや、表面の手触りの良さ、そのデザイン性の高さなどで日本でも愛用者が多いノートです。ガイド納富も本業のライターとしての仕事で取材用ノートとして愛用しています。

モールスキンは、6mm間隔の横罫線が入った「ルードノート」、ページ全面に5mm方眼の印刷がされた「スクエアノート」、無地の「プレーンノート」が、基本バリエーション。96枚(192ページ)の紙がしっかりと綴じられた、本当に使いやすいノートです。

他に、厚口用紙が40枚綴じられた「スケッチブック」、厚口用紙を蛇腹に綴じた「ジャパニーズポケットアルバム」、A~Zまでのインデックスが付いた「アドレス」、旅行用のメモとして作られた「インフォブック」、6つのポケットだけで構成された「メモポケッツ」があります。

私は、通常「スクエアノート」を愛用しています。通常のメモは、罫線を無視してガシガシと書き付けていますが、リストを作る時や、簡単な表を書く時などに、「スクエアノート」の方眼が便利なのです。他に、A~Zのインデックスの他はただの横罫線のノートである「アドレス」も、アドレス帳以外に、見出し付きのメモとしても使える用途の広いものなのでオススメです。

細部まで取材に適した設計のノート

モールスキンが取材ノートに最適な理由は、いくつもあるのですが、中でも「ハードカバーである」ことと、「カバーとメモ部分がほとんど同じ大きさ」という二点が、他には無い魅力です。取材の現場では、立ったままメモを取ることが多いので、ノートはハードカバーでないと紙が固定できず書きにくいのです。

また、モールスキンは、ハードカバーの表紙部分と中の紙部分の大きさがほとんど同じ。そのため、片手で持った時に、ページと表紙を同時に押さえるのが楽なのです。これが、モールスキンに似た別のノートだと、表紙と紙の間が広く空いてしまって、押さえにくく、指の付け根が痛いのです。モールスキンを持ってメモするたびに、表紙部分の厚みと、その柔らかい感触も含めて、その持ちやすさ、固定しやすさに感心します。

表紙と紙部分の大きさの差が1mmもない
このサイズが取材時の持ちやすさに繋がる
紙質の良い生成りの紙に5mm間隔の方眼が使いやすい

もちろん、紙のペンの滑りの良さや、生成りの紙なので眩しくないこと、栞の紐がついていることの使いやすさなど、細部まで行き届いたメモ帳としてのクオリティの高さもプロユースに適したポイントです。服飾用の撥水性生地素材である「モールスキン」を模した表紙が、滑りにくく手に馴染むのも、メモ帳としての機能の高さを感じさせます。

次のページでは、ガイド納富の「モールスキン」使いこなしを紹介します