上泉秀人作「面取コップ」3500円
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▼ ガイド納富お気に入りの上泉秀人作「面取コップ」
ガイド納富が推薦するのは、今泉秀人という日本の陶芸作家さんが作った「面取コップ」です。把っ手もない、シンプルなデザインでフリーカップやマグカップと呼ぶより、やはりコップと呼ぶほうが似合うクラシカルなムードが気に入っています。
熱々の焙じ茶から冷たい麦茶まで、何でもゴクゴク飲めてしまう気楽さも魅力です。それでいて、しっとりと手に馴染むし、微妙に形がゆがんでいて、それが人の手で作られた温かみを表しているようです。普通のムードで、しかし作家物らしいこだわりも感じさせてくれる近年の傑作ではないかと思っています。
私は西荻窪の「魯山」で購入しましたが、他にも「宙」、「器の店ノーション」など、上泉秀人氏の作品を扱う店は、いくつかあるようです。
特に、氷を入れた冷たい飲み物が似合うので、温かいものはDURALEX、冷たいものはコレと使い分けるのも良いかも知れません。
▼ ロイヤルコペンハーゲンの「メガ」も侮れない
ブランド品では、ロイヤルコペンハーゲンの「ブルーフルーテッド・メガ」シリーズが、こだわりを感じさせてくれます。
この白地に大きな花(225年続く伝統のブルーフルテッド柄を巨大化したもの)を配したジェンダーフリーなデザインのシリーズは、そのデザインセンスも見事なのですが、シリーズの「フリーカップ」は、さらに面白い工夫がなされています。
一見普通のフリーカップなのですが、実はカップ全体が二重構造になっているのです。そのため、保温効果が高い上に、持つ手は熱くなりにくいという一挙両得の機能を持っているのです。見た目は薄手のカップなのに、熱いお茶もスムーズに飲める、そのさりげない工夫が見事です。
老舗メーカーが、なお成長を見せる、その心意気も嬉しいではありませんか。多少値段は張りますが、大・中・小と大きさも選べるし、会社でさりげなく使いたいカップの名品と言えるでしょう。
▼ ガイド納富の「こだわりチェック」
仕事の合間に飲むお茶のためのカップも、自分なりにこだわるとなると様々な選択肢があって、それもまた楽しいものです。今回取り上げたカップは、どれをとっても現在の名品だと思います。
私が推薦する面取コップは机の上で場所を取らないのも魅力の一つですが、やはり趣味性が強すぎるかも知れません。
とりあえず持っておきたいのはDURALEXでしょうか。安いし入手しやすいのに、一つ持っておくだけで心が豊かになるような名品というのは、そうそうあるものではありません。中国茶好きなら陶作坊マグで決まりですね。陶作坊マグは色も選べるのですが、私は黒っぽい濃い色のものを狙っています。
<関連リンク>
DURALEXのオスロシリーズを買うならこのショップ
陶作坊マグは恒記茶荘で買えます
中国茶ガイド平田さんのblogの「陶作坊マグ」の記事はこちら
ロイヤルコペンハーゲンの公式サイトはここからどうぞ
上泉秀人の器も買える店はこちら
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