DURALEX「オスロ・ティーカップ300cc」600円
|
▼ 自分用のカップ、こだわってますか?
グラスとかフラスコなんていうものに、こだわる人は多いのですが、普段飲みのマグカップは適当なもので済ませているケースをよく見かけます。自宅ではもちろん、会社での一服に、自分なりのこだわりを表現したカップを使えば、それだけで色々な状況からの回復剤としてのお茶の一服が、より効果的になるはずです。
ただ、マグカップを含め、器や食器関係というのは選ぶにしても種類は多過ぎるし、普段、食器売り場などには縁が無い男の人は多いし、いざ選ぶとなると途方に暮れるものだったりします。
ということで、今回、二人のゲストの方に助言をいただきました。
▼ 海風號店主おすすめのDURALEX「オスロ」
まず一人目は、東京は東麻布で「海風號」という中国茶専門店を開いている設楽光太郎さん。設楽さんは、お茶のプロであると同時に、骨董や茶器、道具類のプロでもあります。
そんな設楽さんが言うには、「市販品に、大人の男の使用に耐えるマグカップはほとんど無い」そうです。その中で、実際に設楽さんも日常的に使っている唯一のマグカップが、DURALEXのオスロ。
DURALEXといえば、耐熱ガラスのグラスがカフェの定番になっているメーカーですが、その中のオスロシリーズは、その大きく開いた口が飲み物を注ぎやすく飲みやすい形状。ホルダー部分は取り外せるからメインテナンスも簡単。主張しないさりげなさと、それでいて高いデザイン性。機能もルックスも男のマグカップとしての条件を備えた名品なのです。
かつて海風號プロデュースで作った白磁の茶漉付きマグカップは、かなり良いものだったそうですが残念ながら品切れ。そろそろ復刻するそうなので、それを待ちつつ、価格的にもリーズナブルな(1個600円!)DURALEXを使うというのも良いと思います。
「陶作坊マグ」5800円~(写真:平田公一氏)
|
▼ 中国茶ガイド平田さんおすすめの「陶作坊マグ」
二人目のゲストは、 All About Japan中国茶ガイドの平田公一さん。常に傍らからお茶を手放さない、お茶飲みのプロとしての平田さんが愛用するのは、陶作坊という台湾のメーカーの茶漉し付きマグカップ「陶作坊マグ」。
茶漉し付きのマグカップは、茶葉を入れてお湯を注ぎ、適当な時間で茶漉しを引き上げれば美味しいお茶が飲めるというもので、中国や台湾では、かなり一般的に使われているものです。しかし、中国的なアイテムだけあって、男が会社で使うツールとしてはデザイン的に問題が多いものでした。
その中で唯一、カッコ良いと言えるデザインなのが、この陶作坊マグでした。ガイド納富も以前から目をつけていたのですが、流石は平田さん、既に愛用しておられました。マイ茶葉を多用する方には、ぜひ使っていただきたいマグと言えるでしょう。