バイク/ツーリングスポット

箱根で堪能「うまいもん」ツーリング 後編

箱根といえば、ツーリングのメッカとして有名。しかし、行き慣れた場所だけに、いつも決まったルートを走ってしまいがちです。今回は、裏街道ワインディングとも呼べる長尾峠を走るルートを紹介してみましょう。

執筆者:埜邑 博道

ブラインドコーナーを楽しもう!

御殿場から乙女峠へ上る138号線の途中で、深沢の交差点を長尾峠方面へ右折すると、知る人ぞ知るヘアピンが連続したワインディングが続きます。最近になって一部拡張されていますが、基本的に道幅も狭く、2速がメインの道です。有料道路の箱根ターンパイクや伊豆スカイラインなどのワインディングのように、3速や4速で駆け抜けるような高速コーナーはありません。

もしかしたら、レプリカバイクのようなコーナリングマシンだと、不完全燃焼でストレスが溜まるかもしれません。しかし、道の上を覆う木々の深い緑を楽しみながら丁寧にコーナーと遊ぶ、そんな大人のリズムが心地好いコースです。
外観
電気も水道もないので、メニューもお餅、ところてん、コーヒーなどに限られる。店内も昔ながらの風情を残そうと、修復にも気を使っている

長尾峠へ出たら、右に行くと箱根スカイライン、まっすぐ行けば長尾隧道というT字路を左に入りましょう。小さなトンネルの向こうに「見晴亭」という茶店があるので、ここで一息いれます。眼下に仙石原や大涌谷が一望できる、まさに崖っぷちにある古くからのお店です。

このお店の素晴らしいところは、25年ほど前からまったく変わっていないということ。昔からこのお店を知っている人は、久しぶりに訪れてみると、店内の時間が止まったかのような感覚を感じることができます。



見晴亭
トンネルを抜ければ、懐かしい茶屋が今もある

以前とは代が変わりましたが、元気なおかみさんが明るく相手をしてくれますので、ご心配なく。しかし開く日が決まっていない「気まぐれ茶屋」であることをお忘れなく!


>>次ページは長尾峠の紹介>>
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