海沿いならではのグルメも忘れずに
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昆布を海中にたっぷり湛えているので海の色は黒っぽく見える |
次は、新冠のお隣、新ひだか町(旧 三石町)へ向かいましょう。この辺りは昆布の本場としても知られています。皆さんもご存知の日高昆布の正式名称は「ミツイシコンブ」といいます。海沿いでは収穫した昆布を干す光景が見られるはずです。軽いのでお土産にいいですよ!
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道の駅みついしにある「こんぶざるそば」。上にも切り刻んだ昆布が乗っている |
そろそろお腹も空いてくるころ。三石で土地のうまいもんを探すには、道の駅「
みついし」に立ち寄ってみましょう。オススメなのが「こんぶざるそば」。その名のとおり、麺に昆布が練りこまれていてキレイな緑色をしています。味もさっぱりしているので夏に味わうにはもってこい。外では焼きつぶ貝なども味わえます。素朴な海の味を楽しみましょう。
旅のラストは絶景ポイントを走ろう
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トンネルの手前辺りにそびえ立つ巨大な岩。ローソクのようなかたち |
再び235号線を海に向かって走ります。浦河から様似に入り、塩釜トンネルに差し掛かる手前に巨大なローソクのようにそびえ立つ岩があります。これが「塩釜ローソク岩」。干潮時には岩の根元まで歩いていくことが可能。様似町にはこの他にも親子のように見える「親子岩」などもあり、絶景が楽しめます。
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襟裳岬から下の峠を見下ろす |
いよいよこの旅の最終地点である襟裳岬に向かいましょう。幌別から国道336号線に入り、えりも町の歌別から道道34号線を走ります。この辺りはものすごく風の強い地域。牧場では風車が休み無く回り、発電をしています。襟裳岬に立つと、今朝いつもの布団で目覚めたのがまるで嘘のような感覚になります。目の前に広がる絶景に、日常の疲れもすべて吹っ飛ぶことでしょう!
ずっとこの地に留まっていたい気持ちもやまやまですが、今回は1日で楽しむ北海道の旅。ぐっと我慢して来た道を逆にたどって、苫小牧港まで戻りましょう。そこでバイクを預けたら、自分は飛行機で家路につくとしましょう。
最後にこの旅のもうひとつのいいところを。翌日、何事もなかったかのように会社に行き、「昨日どこに行ってたの?」と聞かれたら「北海道」と答える。その後のみんなの驚く顔が面白くて、またチャレンジしたくなるかも知れませんね。
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苫小牧港から道道259号線。沼の端東からは、無料の自動車専用道を厚木まで。そこから先は太平洋沿いの国道235号線&336号線でひたすら走ります。なにもない道が延々なのでそのあたりは覚悟しましょう |
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