くろくまの滝に圧倒される

くろくまの滝
高さ85m、幅15mに及ぶくろくまの滝。立ち上がろうとする黒熊の姿に見えますか?
ブナに触れた後、再び林道へと戻ります。次に目指すのは「くろくまの滝」。「白神さん家」というネーミングの避難小屋の横を通過しつつ、滝へと通じる赤石川に沿って走っていきます。赤石川の河原にバイクで乗り入れてみるのも良し。夏なら休憩がてら水遊びに興じてみるのも良いですね。

この辺りの森を走っていると、突然森の中からウサギなどの野生動物が飛び出してくることがあるのでご注意を。「400年ブナ」 の時と同じで、滝へはそのままバイクで乗り入れることはできません。近くにバイクを停めて歩いて滝へ向かいます。歩いて行く森の中には水の気配が満ち満ちています。

なんとブナの成木は森の中に数トンの水を抱えているとか。森の冷気に包まれながらさらに進むと、水の落ちる音が大きくなり滝が目の前に現れます。滝つぼへにじり寄って大滝を見上げると、ジャケットの肩を濡らすほどの迫力ある水しぶきが飛んできます。

ルートの最後には黄金の海がお出迎え

黄金崎
黄金崎という名前のとおり、黄金の海に迎えられる
滝を満喫した後は、再び弘西林道へと戻り、天狗峠の頂へと上がります。この辺りが、この林道で最も眺望のよい場所。天狗岳や向白神岳といった白神の山々の絶景を一望することができます。白神山地の森から、入山禁止である以前に山が人を拒んでいるような荘厳とした雰囲気が伝わってきます。厳しくも雄大な白神の山々に圧倒されつつ、次の一ツ森峠を越えていき、笹内川の流れに沿って走ると白神山地とはお別れです。

やがて白神の森とはあまりに趣が違う、海の景色が開けてきます。それが黄金崎。白神の山々が湛えた豊かな伏流水が、やがて沢となり川を下って、この海へと流れ込んでいるのです。そういった自然の醍醐味を感じることができるのが、このツーリングの魅力です。

不老ふ死温泉
遠い水平線を眺めながら、潮騒に耳を傾けるひとときをどうぞ
最後にちょこっと立ち寄って欲しい場所があります。それは、日本海を見渡せる「不老ふ死温泉」。露天風呂は、混浴と婦人風呂の2つが用意されています。湯船の縁にまで海が迫っている、夕日を眺めるには絶好のビューポイントです。

画像名称
白神山地へは東北自動車道をひたすら走り、大鰐弘前インターで下ります。白神山地をかすめるように東西に走る白神ライン(旧・弘西林道)は50kmのロングダートですが、フラットで走りやすい道。秋田道経由で戻ってくることができます




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