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ガソリン節約法No.3 エアコン節約術

ガソリン高騰対策第三弾は、エアコンの使い方による節約術です。AUTOエアコンだからと、いつもそのまま走っていませんか? 知らずにいると数百円も損をしているかもしれませんよ

執筆者:森山 みずほ


まだまだガソリンの高騰が続いていて、嫌になっちゃいますよね。
都心のスタンドではなんと1リッター170円!なんてところもチラチラとあり、恐ろしくなるばかりです。
そこでガソリン節約術 第三弾となる今回は、走行中にできる節約術を、恒例の金額に例えながら紹介していきましょう。

いつもと同じで難しい技術は一切なし。
ちょっとした心配りでけっこう節約できてしまうんですよ。
ぜひ試してみてくださいね。

エアコン
エアコンの使い方、気にしていますか?

※本文中の数値データは(財)省エネルギーセンターのデータを参考にしています。また数値は排気量2500ccのミニバンで、リッター10km走行するクルマと仮定して計算。ガソリン代に関しては、わかりやすくリッター150円換算しています

エアコンの使い方を工夫しましょう

内気、外気
車種によって形は色々ですが、こんなクルマの絵が書いてあるものが、空気の流れを切り替えるものです。
なにげなく使ってしまっている車内のエアコン。でもこの使い方もちょっとした心配りでガソリン代が節約できてしまうんです。基本はエアコンがオンのときは内気循環(REC)、オフのときは外気導入(FRESH)にするのです。内気循環と外気導入ってなに? と思った方は右の写真を参考にしてみてください。これは空気の流れをどのようにするかの切り替えモードで、どんなクルマにもついています。


外気
矢印の絵が外気導入のマーク。どんなクルマもほぼこのような感じの絵になっています
ただ車種によっては、エアコンをオンにすると自動的に内気循環になってくれるものや、また輸入車の場合は内気循環(REC)のスイッチのみで基本は外気導入(FRESH)になっているものもありますがマークはほぼ同じになっています。もし自分のクルマがどんなシステムになっているのか、わらない時は説明書で確認してみるといいいですよ。


内気
こちらの矢印が内気循環の絵です
ちなみにエアコンのオン/オフでどのくらい違うのかというと・・。
エアコンの負荷が小さい外気温25度くらいのときでも、エアコンをON(室温設定を24度)にして10km走ると約21円、50km走るだけで105円多くかかるのです。
極端な例をあげると外気温35度の炎天下の中で、エアコンを室温を24度設定にして10km走ると、約57円多くかかってしまうことになります。

こうなると、使わないほうがお得なことは誰でもわかるわけで、とくに春や秋の過ごしやすい時は、窓をあけるなどして走行すると数十円~百円単位で節約できてしまうわけです。

しかしかと言って、雨の日や湿気の多い日、また外気温35度の中で、エアコンを使わないわけにはいきません。そこでエアコンを使うときでも、節約できるのが先にいった、内気循環と外気導入の切り替えなんです。




外気温 35℃での比較(室内温度 24℃設定)


エアコンを使用中に、内気循環(REC)を外気導入(FRESH)に変えると、10km走るのに6円余分に使うことになります。

こうやって考えていくと・・極端な話しですが、外気温35度の時にエアコンを外気導入のままにしていると、10km走行するだけでなんと、エアコン未使用時と比べて48円も多く使っていることになるのです。

というわけで、エアコンというものは燃費にとても大きくかかわってくるもの。しかし気温や日照量は、日によって、そして時間によっても変化します。
だから設定したままで過ごす・・というのではなくこまめにエアコンのオン・オフ、温度調節をするように心がけましょう。
そして春や秋の過ごしやすい時期は、できるだけエアコンはOFF(この時は外気導入)に、そしてエアコンを使用する時は内気循環を積極的に使うようにすると節約になりますよ。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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