全長×全幅×全高のスリーサイズは、3550×1630×1490mm。旧500と比べるともちろん大幅に拡大してはいます(昔のは3m切ってましたから!)が、コンパクトであることには変わりありません。新型の特徴はなんと言ってもオプション数が豊富なことでしょう。装備や仕様違いに加えて、アルミホイールやルーフカラー、ステッカーやバッジといった小物まで含めると、55万通りもの組み合わせが可能というのだから驚きます。クロームパーツでコンフォートに仕上げるのも、ラインステッカーでスポーティに仕上げるのも、オーナーの自由で、センスが問われるというわけです。日本市場でどこまで再現できるか、にも注目ですけれど。
ナビ画面はメーターの横に生えた感じで。レザーシートも質感高い仕上がりです |
インテリアの仕上がりも現代風な質感高い造りと、レトロ感を上手く合わせたもの。昔のデザインを生かしたハンドルの上には、シングルのメーターコラムが乗り、ダッシュボードにはボディと同色のパネルがはめられています。シートもレトロな雰囲気で、フラウレザータイプなどは質感も上々。
現行パンダとプラットフォームを共有するため、エンジンやミッションも基本的に共通なものが与えられました。ガソリン車は1.2Lと1.4L。ディーゼルターボは1.3Lが用意され、それぞれMTとセミオートマ“デュアロジック”が用意されています。生産はパンダと同じ、ポーランド工場で年産12万台予定。BMWミニの30万台に比べると、ちょっと少ない気がしますが、パンダ4WDの人気が高いゆえ、今のところ大幅に増やせそうにはないみたい。そこがちょっと心配かな。安く日本に回せるのかしら、ってね。