実は去年の3月に、フィアットプントは初代デビュー後10年あまりで500万台セールスを記録しました。ヨーロッパで愛されるプント、でも、2代目の鉄仮面マスクはどうやら不評だったようです。
2代目はフィアットの100周年記念車として誕生したこともあって、非常によくできたコンパクトカーではありました。ただ、初代がその可愛らしいデザインモチーフで爆発的にヒットしたのに対し、2代目のグリルレスマスクはかなり男性的でユーザーを選んだようです。9・11テロの影響もあり、フィアットオート衰退の象徴にされてしまいました。
われわれ日本人が考えるより、ヨーロッパ、とりわけイタリアの人々は保守的なようです。プントのフェイスリフトはビックリさせられるデザインチェンジだと、ボクは想います。一言で言うと、”それはないんじゃないの?!”
いやあ、何というか、一昔前の日本車や韓国車を見ているようで。イタリア車好きのボクでもこればかりは肯定できません。そんなにVWポロ風にしたかったのでしょうか。確かにポロはイタリアで売れていますが。