いやあ、結論から言ってしまうと、むっちゃ気に入りました。試乗会でちょっと乗った印象があまりに良かったので、これはもう少し念入りに乗ってからリポートしなければ、と勘ぐったほど。ということで、ムルティプラの試乗記は、大磯辺りのちょい乗りインプレションではなく、1週間行動を共にしてのもの、とお考え下さい。
それにしても、よく目立ちますね、このカタチ。行く先々で好奇の視線。東京のど真ん中じゃ、フェラーリだってこれほどの視線集めませんよ。とってもいいクルマなんですが、それほど数が出るわけじゃないので、この先周囲の“熱い”視線に耐えられる方のみに、まずはオススメです。
もっとも気になるのは、ボディサイズでしょう。なんといっても横幅は1.9m弱。スーパーカー級です。これが日本の街で使えるのかどうか。答えは、ズバリ、使える!ぜーんぜん問題ないっすよ。そりゃ狭いパーキングとかはダメです。でも、走っている限りは全く問題なし。よくよく考えてください。狭い道だってちょっとしたトラックは入ってくるでしょう?アレと同じ。視線が高く、スタイルが四角い分、スペックで見るほどの幅は感じないのです。人間の感覚って、あいまいなんですねえ。そーいえば、昔ハマーに乗ったときもそう思ったなあ。