FIAT(フィアット)/フィアットの試乗レビュー・車種情報

とっても危機なフィアットだけどCFは面白い イタ車イタリアCF事情(3ページ目)

経営が芳しくないフィアットオートだけど、本国で流れているTVコマーシャルはなかなか面白い!

執筆者:西川 淳

フィアット・スティーロの最新CM(フィアット・スティーロ・アバルト)も
登場した。

昨年のスティーロ登場当初、TVCMにはF1ドライバーのシューマッハとバリケッロが起用されていた。内容は良く覚えていないのだが、二人とも「走りが楽しい!」的なコメントをしていたはずだ。

その後、ASローマ(サッカーチーム)の主将で、イタリア・ナショナルティームのメンバーに選ばれた、フランチェスコ・トッティも起用された。

この2本とも、大物有名人を起用したCMにありがちな面白みのない淡々とした内容だった。そのせいかどうかわからないが、スティーロの売り上げは発表当初の予想を大きく下回っている。

しかしこの最新CMは170馬力2.4リッターエンジン搭載のアバルト仕様ということもあり、シチュエーション的にも内容的にもかなりスポーティで、なおかつウィットに富んだ作品に仕上がっていた。

今回の登場人物は、再びシューマッハとバリケッロ。前回の単調なCMとは趣ががらりと変わり、サーキットが舞台。そこではスティーロのワンメークレースが行われている。コーナーをガンガン攻めているスティーロの一群、そして黄色の一台がピットイン。ピットクルーが作業をはじめ、再びコースイン。

二度目のピットインではドライバーチェンジ。この時点では、2人のドライバーの顔はわからない(F1に詳しい人なら一目でわかるはずだが…)。交代ドライバーが外から運転席のドアを開けようとすると、運転席に座っているドライバーがドアをロックしてしまう。そしてそのまま交代せずに再びコースへ。

コーナーを攻めるスティーロの一群が映り、再び黄色いスティーロがピットイン。しかし、今度はピットクルーも交代ドライバーもやってこない。カメラがピット奥に移動すると、そこではシューマッハがクルーたちとテーブル式のサッカーゲームで遊んでいる。

立てかけられたサインボードには「SELF SERVICE」の文字。再びカメラがスティーロに移動。運転席に座っているのはあきれ顔したバリケッロだった。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます