フィアット・スティーロの最新CM(フィアット・スティーロ・アバルト)も
登場した。
昨年のスティーロ登場当初、TVCMにはF1ドライバーのシューマッハとバリケッロが起用されていた。内容は良く覚えていないのだが、二人とも「走りが楽しい!」的なコメントをしていたはずだ。
その後、ASローマ(サッカーチーム)の主将で、イタリア・ナショナルティームのメンバーに選ばれた、フランチェスコ・トッティも起用された。
この2本とも、大物有名人を起用したCMにありがちな面白みのない淡々とした内容だった。そのせいかどうかわからないが、スティーロの売り上げは発表当初の予想を大きく下回っている。
しかしこの最新CMは170馬力2.4リッターエンジン搭載のアバルト仕様ということもあり、シチュエーション的にも内容的にもかなりスポーティで、なおかつウィットに富んだ作品に仕上がっていた。
今回の登場人物は、再びシューマッハとバリケッロ。前回の単調なCMとは趣ががらりと変わり、サーキットが舞台。そこではスティーロのワンメークレースが行われている。コーナーをガンガン攻めているスティーロの一群、そして黄色の一台がピットイン。ピットクルーが作業をはじめ、再びコースイン。
二度目のピットインではドライバーチェンジ。この時点では、2人のドライバーの顔はわからない(F1に詳しい人なら一目でわかるはずだが…)。交代ドライバーが外から運転席のドアを開けようとすると、運転席に座っているドライバーがドアをロックしてしまう。そしてそのまま交代せずに再びコースへ。
コーナーを攻めるスティーロの一群が映り、再び黄色いスティーロがピットイン。しかし、今度はピットクルーも交代ドライバーもやってこない。カメラがピット奥に移動すると、そこではシューマッハがクルーたちとテーブル式のサッカーゲームで遊んでいる。
立てかけられたサインボードには「SELF SERVICE」の文字。再びカメラがスティーロに移動。運転席に座っているのはあきれ顔したバリケッロだった。