Audi(アウディ)/アウディの車種情報・試乗レビュー

TTにも「S」の付いたアウディTTS登場(2ページ目)

アウディのハイパフォーマンスモデルに与えられる「S」の称号。ユニークなスタイリングと優れたパフォーマンスが魅力のTTに、トップモデルとなる「TTS」がラインアップ。さらに引き上げられたパフォーマンスに迫る。

岡本 幸一郎

執筆者:岡本 幸一郎

車ガイド

圧倒的にパワフルなTFSIエンジン

優れたパフォーマンスを発揮しつつ、10・15モード燃費で10.8km/Lを達成している
走り出して感じるのは、やはり圧倒的にパワフルなことです。TTSの場合、ほかのA4などの乗用車と違って、もともとベースのTTがスポーティなクルマなので、よりわかりやすい差別化が必要だったはず。そこで、ターボチャージャーの容量を上げて、誰が乗っても「速い!」と直感できるような味付けとなっています。

容量の大きなターボチャージャーの宿命で、低回転域では少しスタンダードのTTに比べてレスポンスの曖昧な領域がありますが、3000回転あたりから盛り上がり感のある加速を示し、トップエンドまで一気に吹け上がってしまいます。0-100km/h加速がわずか5.2秒というのはダテではありません。

3~10ミクロンの微小磁性体粒子を吹くも合成炭化水素フルードの入ったショックアブソーバーを備える。TTSには5パラレルスポークSデザインの18インチ鋳造アルミホイールを標準装備。その背後には、フロントφ340mm、リアφ310mmのディスクとスポーツパッドを持つ高性能ブレーキを装備
サスペンションに、アウディが誇る電子制御システム「アウディマグネティックライド」をTTSでは標準装備。スポーティモデルらしく引き締まった乗り味の中で、マグネティックライドが初期の入力を上手くいなしてくれるので、乗り心地でも嫌味な固さを感じさせません。

スポーツとオートに切り替え可能で、スポーツにするとほとんどロールしなくなり、ハンドルを切ったときの反応が速くなるなど、よりクルマの運動神経がよくなる印象。高速巡航ではフラット感が増すなど、乗り味はけっこう変わります。

ガイド岡本幸一郎の印象では、「もしTTの中から選ぶなら、多少無理をしてもTTSを買う!」

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