国産車/国産車関連情報

いま買えるお得な特別仕様車

3月登録を見据えて、あるいは4月からの新生活でクルマを買い替える予定の人もいるだろう。大不況下でも一台でも確保しようというメーカーの苦労が見える限定車と新グレードを紹介しよう。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

全国800台限定

フロントビュー
マツダ・ビアンテに登場した3つの特別仕様・限定車「20Sリミテッド/20CSリミテッド/20NAVIスペシャル」。価格は219万8,000円~292万4,500円
今回はクルマが最も売れる3月登録に買いたい特別仕様車、マイナーチェンジ・モデルをお届け。ただし、今年の販売最前線に異常アリで、4月から施行される予定のエコカー優遇税制を見据えた買い控えも起きている。ハイブリッドカーや星印が多くつくモデルについては、4月以降までガマンという流れができているのだ。

昨年7月に登場した3ナンバーミニバンのマツダ・ビアンテに特別仕様限定車が昨年末に早くも登場。発売から半年での投入は、市場での厳しさを感じさせる。日本では排気量とボディサイズのバランスが中途半端で、顔つきも好き嫌いがハッキリ分かれるデザインだから、仕方ないといえば仕方ないのだが。マツダらしい走りのよさと、ライバルを当然凌駕する室内の広さが逆に魅力ではある。長所と短所がまさに裏返しといえるモデルだ。

「20S リミテッド」の特別装備は、両側電動スライドドア、アドバンストキーレスエントリー、本革巻ステアリング。ベースの「20S」よりも約10万円高だが、十分元の取れる価格設定で、「コンフォートパッケージ」からオートライトやレインセンサーワイパーなどが落とされた仕様。

「20CSリミテッド」は、オートレベリング付きのディスチャージヘッドランプ、汚れや水滴などが拭き取りやすいクリーナブルシート、本革巻ステアリングが備わる。アウトドア派や子どものいるファミリーに向いているだろう。

「20NAVIスペシャル」は、G-BOOK ALPAHA対応のHDDナビに、前後・左右のモニター、駐車支援システムが備わり、Bluetoothハンズフリー、6スピーカーなども加わる。ナビ重視派で、ハンズフリーでのG-BOOKナビが使いたい人に最適だ。

不況対策SUV!?

フロントマスク
アウトランダーの新グレード「24E」は、エアコンやCDプレイヤー、ABS、前後席エアバッグなどの最低限の装備に抑えて210万円という価格を実現。不況でも売れるグレードになるか!?
お次は三菱のアウトランダー。国産SUVの中では、トップ集団といえる気持ちのいいハンドリングが自慢。サードシートはミニマムだが、7人乗りも設定するのが特徴で、2月に加わった新グレード「24E」も7人乗りだ。

最大の魅力は価格。少しでもインパクトのあるプライスタグでユーザーを獲得しようとする必至さが伝わる?210万円は確かに安い。CDは付くが、ナビもディスチャージはオプション。これで十分という人には買い得感のある7人乗りSUVといえるだろう。

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