大人しくなったオートサロン!?
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こちらは、マツダのブースで出展されていたロータスRVによる参考出品のキャンプ仕様。キャンピングカーのスペシャリストらしく、広い室内を活かしたベッドやテーブルなど、装備は充実。しかし、ミニバン・SUVの出展数は例年よりも少ない気がした |
カスタムカーの祭典、東京オートサロンは、日本の自動車業界の年頭を飾るカスタムカーのイベント。カスタマイズされたクルマだけでなく、トライクと呼ばれる3輪や2輪も出展されるだけでなく、自動車メーカーが大きなブースを設け新車を披露する。今年もマツダの新型アクセラやインポートカーが集まった別館ではフィアット500のアバルトなどがお披露目された。カスタムカーの祭典には違いないが、例年よりも度派手なモデルは減っているのではという印象も。自動車不況を受けて地味目な方向に進んでいるのだろうか。
今回のガイド記事では、市販化は未定だが、市販の可能性も高いメーカー系のモデルを中心にお届けしたい。
ミニバン・SUVは減少気味?
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エアロパーツやタイヤ&ホイールを含む専用の足まわりでドレスアップ。前後スポイラーなどのエアロパーツはSTIの参考出品で、車内では専用の加飾を施したインパネ、専用シートが目を引く。パワートレインは純正のままだが、フォレスターのスポーティ感を巧みに増している |
ミニバン、SUVの数は例年よりも少なく感じた。人気のハイエース系は健在だが、セダンや軽自動車も目立つ。その中で、注目したのがSUBARU/STIブースの「FORESTER STI PERFORMANCE CONCEPT」だ。現行フォレスターにSTIバージョンはまだ存在しないが、その可能性、方向性を示すモデルといっていいだろう。派手すぎず、地味すぎず、非常に完成度は高く、明日にでも市販化して欲しいと思えた。
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