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2WDのSUVもアリ!(2ページ目)

「SUV=4WD」は本当に正しい方程式だろうか?街中のみで乗るならむしろ4WDは宝の持ち腐れになっているかもしれない。ヴァンガード、アウトランダーに2WDが加わった。2WDのSUVでもいいではないか!

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

2WD追加で販売てこ入れ

エクステリア
24MS、24G、ローゼスト24Gに2WDを追加。全長4640×全幅1800×全高1680mm。価格は4WDを含めて237万3000円~311万8500円
アウトランダーのよさは、オフロードなどでの4WD性能だけでなく、オンロードでの驚くほど軽快な走りにある。軽量なアルミルーフやモノチューブ式ダンパーといったランエボで培われた技術を採用している。やや足は硬くてもこれだけのハンドリングを楽しめれば許容範囲と思えるが、2列目の乗員になるともう少し優しい乗り心地が欲しいところ。

ちょっと脱線したが、SUVでも街中での使用が大半という非雪国ユーザーにとっては、確かに雨の日などの安心感はあるものの、4WDは無用の長物といえなくもない。2WDでも十分にアウトランダーのよさは、こうした使い方なら味わえるはずだ。

7人乗りは超非常用

オフロード
今回の改良で24MS、30MSが7人乗りのみに。インテリアの変更点はない。無骨なデザインなので、もう少し洗練を感じさせる要素がほしい
3.0Lモデルは4WDのみだが、今回2.4Lに2WDが加わったのは、多くのSUVユーザーが真に4WDを必要としてないだけあって、歓迎できる。ただし、アウトランダーの3列目はかなり非常用という意味合いが強く、要するに狭いのだが、24MS、30MSが7人乗りのみなのは、いかにもシートさえ一杯ついていればいいという安易な考え方に思えなくもない。もし自分がオーナーになるなら、ヴァンガードの3列目より狭いという印象を受けるし、ちょっと近場までの非常用としても、誰かを座らせるのは心苦しいのがホンネだ。

アウトランダーのよさは、繰り返しになるが国産SUVとしてはトップクラスといえる運転する喜びの濃度が濃いこと。4WDとの燃費比較では奇しくもヴァンガードと同じ0.4km/Lアップになる。ただし、数値自体はヴァンガードの13.0km/Lに対し、12.0km/L。燃費のよさを訴えるには少々もの足らないか。

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