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5、6月に登場する注目ミニバン(2ページ目)

アルファードは5月、スバル初の自社製ミニバンは6月に登場する見込み。前者は多くのユーザーを抱え、後者は待望のミニバンだけあって待ちこがれる向きも多いはず。コンセプトカーなどから想像できる新型への期待。

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

待望のスバル製ミニバン

エクシーガコンセプト
写真は東京モーターショーに続き、今年1月にデトロイトショーでも出展されたコンセプトカー。ミニバンとワゴンの中間的なフォルムは、オデッセイやストリーム、ウイッシュのようにローフォルムになるのは間違いない
新型フォレスターは順調なスタートを切ったが、従来よりも大きくなり居住性が改善されたのはユーザーのみならず、ディーラーからも歓迎されている。現在、スバルの持ち駒で足らないのは、ミニバンであることは間違いない。大型SUVのトライベッカ日本導入も見送られ、オペルのOEMだったトラヴィックもうない。そもそもスバル製のミニバンの話は、噂が持ち上がっては消えるという繰り返しで、ファンも販売現場も一喜一憂していたのは容易に想像できる。

そこで、5月末から6月に登場すると見られる「エクシーガ」は7人乗り、エンジンは当然水平対向。車名は変わるかもしれない。問題は排気量だが、フォレスターよりも重くなるはずの車体を2.0LのNAでは「モアパワー!」にならないか心配ではある。ターボは問題ないにしても、サイズ的にはオデッセイ級になるはずだから、デトロイトショーで展示されたフォレスター用の2.5Lの早期導入も期待したい。また、フォレスターで若干感じられた走りの質感についてもどうなるかが気になる。レガシィの走りと比較するのは酷だが、フォレスターの走りからはまだ煮詰めの甘さも感じられるからだ。

ヒンジ式ドアがどうでるか

リアビュー
売り方としては低い重心とAWDによる走りの良さを謳うだろう。スキーなどのアウトドアに向くミニバンになるはず
ライバルの動向を見ると、MPVはマイナーチェンジ済みで、最大のターゲットであるオデッセイも今秋のフルモデルチェンジが予定されている。ミニバンを願うスバリストやボクサー+AWDのミニバンが欲しいなら、即買いだろう。とくにターボ搭載のミニバンは少数派だ。しかし、そうでない向きはオデッセイを見てからでも遅くはない。現行オデッセイもライフサークルを通じて、期待値を超えたセールスにはなっていないはず。ミニバン作りの先輩として相当の気合いは想像に難くないからだ。

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