好調なハイブリッド

フロントビュー
プリウス、HS250h、そしてRX450hとトヨタ/レクサスのハイブリッドが圧倒的な人気を集めている。RX450hは3.5Lエンジンに2モーターを組み合わせる。全長4770×全幅1885×全高1690mm。RX450hの価格帯は570万~650万円

長蛇の行列ができているプリウスだけでなく、HS250hも大人気。いまオーダーしても来年3月末の納車の可能性が高いなど、ハイブリッドひとり勝ち状態だ。今回お届けするRX450hも例に漏れず、ガソリンのRX350と比べると価格差が100万円以上になるが、販売比率が「6:1」とハイブリッドが断然多い。レクサス全体の受注も半数がハイブリッド という状況だ。エコカー減税などの追い風やエコノミー&エコロジーの両面からの人気なのは間違いない。RXのような高級SUVでは、時代の空気的に乗っているのが後ろめたく、ハイブリッドなら免罪符になるのではという思いや、時代の先頭を走る優越感にも浸れるのだろう。では、RX450hの実用燃費はいかほどか?

10km/Lをクリア

リヤビュー
RX450hには、専用のヘッドランプとリヤコンビランプが与えられ、ハイブリッドであることをさり気なく、しかし確実にアピールする。前後ランプのエクステンションにはブルーの配色が施され、専用エンブレムとサイドステップの上にはハイブリッドのロゴを配する
もっと距離を延ばしたかったが、今回RX450hのバージョンS、つまり金属バネ仕様で走ったのは177.3kmで、ガソリン使用量は17.0Lだから約10.4km/L。高速道路が約120km、一般道が残りという具合で、平日とはいえ8月だったため、渋滞も少なくなかった。また、極力モーターだけで走ろうとしたり、高速ではゆっくりと流したりすることもなく、とくにエコランをしたわけではない。もう少し伸びるかなという期待もあったが、10・15モードで18.8km/L、JC08で16.8km/Lというカタログ燃費を見ると妥当というべきか。ちなみに、エンジンのみのRX350の10・15モードは、4WDで9.4km/Lとピタリと計測したかのようにちょうど半分。つまりRX450hはちょうど倍ということになる。欧州高級SUVでは燃費自慢のアウディQ5のカタログ燃費は、2.0Lが10.6km/L、3.2Lが9.1km/L。やはりRX450hは高級SUVの実用燃費でも「かろうじて」桁違いになる。2トンを超える巨体で絶えず10km/L超えは確かに看板に偽りなしといえるだろう。

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