単純明快なウェイトハンデ制がガチンコバトルを演出!
是非ともみたいガチンコバトル! |
2009年の「SUPER GT」はウェイトハンデ制も改正される。
SUPER GTでは様々なスペックの異なるマシンが同じレースを走ることから、特定の車両がシーズンを通じて独走しないように独自のウェイトハンデ制度を設けている。この制度の詳細は毎年変わっているが、今年はファンにとってより分かりやすいシステムになる。
昨年までの制度ではリタイアもしくは上位入賞をしないと(2008年は6位以下になると)次のレースでは重量ハンデを降ろすことができる制度だった。そのため次のレースを少しでも優位に戦うためにウェイトを降ろそうと後方で順位の譲り合いをするような行為が見られた。これは証拠が無いため証明することはできない話だが、目の肥えたファンにとってはすぐに分かってしまうものだった。
レースなのにスピードを落として走る、順位を下げる。そういったファンには分かりづらい行為を防ぎ、真のガチンコバトルをするために今年はウェイトを降ろす制度を撤廃し、ドライバーズポイントに連動したシステムを導入することになった。
【2009年ウェイトハンデ制の抜粋】
(開幕戦・岡山)
従来通り全車ウェイトハンデ無し
(第2戦~第6戦)
前戦までに獲得したドライバーズポイント × 2kg
(第7戦~第8戦)
前戦までに獲得したドライバーズポイント × 1kg
(最終戦)
ポイント獲得数に関係なく、全車ウェイトハンデ無し
※ウェイトハンディの上限は100kgまで。
ウェイトハンディの軽減、性能の引き上げ措置は行われない。
ポイントとウェイトが連動する制度は非常に分かりやすい! |
【ドライバーズポイント】
1位=20点、2位=15点、3位=11点
4位=8点、5位=6点、6位=5点
7位=4点、8位=3点、9位=2点、10位=1点
※予選、決勝ベストラップのポイントは撤廃。
開幕戦で優勝したマシンは第2戦・鈴鹿で20×2kg=40kgのウェイトを積む。昨年のGT-Rのように2連勝すると第3戦・富士では80kgのウェイトになり、それ以降も第6戦までは最大100kgまでのウェイトをつみ続けることになる。
第7戦・オートポリスになるとポイント数×1kgのウェイトハンデに軽減されるが、ポイント獲得数の多いマシンは依然厳しい状況になるだろう。
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