5月22~23日、JGTC第2戦が行われたSUGOに阪神タイガースカラーのアルテッツァが現れ、周囲の注目を集めた。既に2輪の“鈴鹿8耐”にも「阪神タイガースレーシング」が黄/黒のホンダCBR1000RRを登場させることになっているが、4輪では関西の雄・MAXレーシングとジョイントして、「RUNA阪神タイガースMAXレーシングチーム」としてネッツカップアルテッツァシリーズに出場することになったもの。
車両のカラーリングは白ベースの縦じまで、ボンネットにはタイガースの球団マーク入り。ドライバーのレーシングスーツ、スタッフのシャツ、レースクイーンのウェアも縦じまで、さらにゼッケンも阪神・岡田彰布監督と同じ80番と非常に凝っている。ドライバーは、京都出身でこてこての「阪神ファン」である西村元気。カート、F4、フォーミュラ・コリア、スーパーカートなどで腕を磨いてきた25歳だ。
さて、初参戦となったアルテッツァレースで、西村は参加29台中、予選5位とまずまずのポジションを得た。スタートこそ他車両との接触はあったものの5位を守り、最後には1台をかわして4位でゴール。表彰台まであと一歩だったものの、まずまずのデビュー戦となった。
昨年セントラルリーグ優勝を遂げた阪神だが、今年は混戦が続いて昨年のように首位独走となっていない。西村も混戦から抜け出せるのか? 次戦(7月18日ツインリンクもてぎ)以降の活躍に期待したい。