390psの強大なパワー、ストレートを300km/h近いスピードで駆け抜ける迫力のワンメイクレース、ポルシェ・カレラ・カップ。昨年は全5戦が開催されて、活況のうちに幕を閉じた。
今年も開催が予定されているのだが、どうやら参加台数が厳しいと聞く。これはあくまでも非公式のお話として、2004年度の参加台数は5台に満たないとの噂も聞こえてくるのだ。
もし、噂が本当だとしたら、その原因は2003年度からデリバリーされた’03年型カップ・カーでなければ2004年度からレースに出場できない、というレギュレーションに原因があるのではないだろうか。
2001年から日本で開催されたカレラ・カップは、2003年にエンジンやサスペンションにマイナーチェンジを受けたいわゆる’03年型が発表され、同時にこの年からレースに投入されることに。
2003年度は性能の劣る’01年型との混走となり、賞典はそれぞれクラス分けがなされていた。
しかし、2004年度からは旧車である’01年型は走れなくなり、’03年型のみによってレースが開催されることになっている。
だが、新型である’03年型カップ・カーの台数が少なく、先のような噂がまことしやかに囁かれているのである。
ここにきて、今年も旧型である’01年型モデルでも参加できるようにしよう、という動きがあるとの噂も耳にする。そうなれば、昨年まで旧型で参戦していたオーナーも、もう一度今年も走れることになり、参加台数の増加に繋がる。
カップ・レースの魅力は、ポルシェというクルマのパフォーマンスと、やはりGTなどのビッグイベントのサポートレースとして組まれているケースが多く、注目度が高いことにある。
ポルシェ使いの僕としては、’01年式モデルも参加できてたくさんのマシンによる内容の濃いバトルを期待する。