目指すは“5万円以下のネットブック”
ワイド&ローな骨格を採用。コンパクトなサイズながら、5人が乗れる効率的なパッケージを実現している |
インドのメディアが伝えている写真を見ると、斜め後方カットのイメージ。ドライビングシートを思い切り前方にセットするなど、フィット以上にスペースユーティリティを追求しているのだろう。インドだけでなく、日本やヨーロッパでも十分通用しそうなデザインだと思う。
搭載されるエンジンは、燃費と価格のバランスを追求出来る1リッターの3気筒か? 上級グレードに1.3リッターも用意されることだろう。こうなると立派な世界戦略車種ということです。そう遠くない将来、フィットの下のサイズのモデルとして、日本発売もあり得る。
タイにおいても、このコンセプトモデルをベースに開発された小型車が発売予定。世界的な小型車へのニーズが伺える |
ちなみに50万ルピー(1ルピー=2円)という価格、決して安くない。タタのナノが普通に乗れる装備内容で12万ルピーから。乗用車で最も安価な「スズキマルチ800」(20万ルピーから)。以上、ホンダのコンパクトカーを総合して考えれば「リーマンショック前に企画されたクルマですね」。
ポータブルPCで言えば10万円級であり、5万円を下回る価格で爆発的に売れているネットブックではない。次世代エコカーの大本命はネットブック的なコンパクトカーなのだ。インドなら30万ルピー。日本だと60万円くらいのエントリーカーを最初にリリースするのはどこのメーカーか?