ニオイや黒煙はほとんど無し

パジェロ
排出ガス規制の強化により、2004年に販売休止となったディーゼルエンジン搭載車が復活。ディーゼルエンジンが搭載されるのは、ロングボディモデルのみとなる

ここにきて三菱自動車は宣伝予算不足になっているのだろう。パジェロのディーゼルエンジン搭載モデルが追加されたのを知らない人は多い。かくいう私も今回初めてジックリ試乗してみた次第。結論から書くと「期待以上に良いクルマです」。

まずディーゼルエンジンから。クリアしている規制値は「新長期規制」。エクストレイルの「ポスト新長期規制」(ガソリン車と同等のクリーン度が要求される)ほどじゃないものの、触媒や黒煙フィルターを装備しておりニオイや黒煙ほぼ無し。

高く評価されているベンツE320CDI(ディーゼル)などと同じレベルである。皆さんがイメージする臭くて黒い煙を出すディーゼルと全く違う。実際、一週間ほどパジェロディーゼルに乗っていても、ディーゼル特有のニオイを感じることは皆無だった。

パジェロ
燃料を複数回に分けて霧状に噴出するコモンレール燃料噴射システムやNOxトラップ触媒、DPFなどを新たに採用。排出ガス浄化性能が大幅に向上した

エンジンのスペックを紹介すると、4気筒で排気量3.2リッター。最高出力170馬力となる。スポーツカーのようなエンジン特性を持つエクストレイルのディーゼルと違い(2リッターで173馬力!)、低い回転域から太いトルクを出す。

エンジン音はムカシながらのディーゼルだ。特に冷間始動時は「コロコロコロ」というディーゼル特有の音を出し、アクセル踏めば「カラカラカラ」。振動も伴う。ただ音質は決して悪くない。加えて巡航状態になれば、ほとんど気にならないレベルになる。