お祝い・ギフト/お見舞い

災害見舞いのマナー

災害見舞い、とそのお見舞い返しについて、それぞれの贈る時期と体裁、ふさわしい物からタブーまで、簡単にまとめました。

執筆者:冨田 いずみ

災害見舞いを贈る時期

災害時のお見舞いは、日用品も喜ばれる。

災害時のお見舞いは、日用品も喜ばれる

台風や地震などの自然災害や、火災や大事故などによる災害は、状況によっては明日からの生活がままならない事態もあり得るため、まずは被害状況を確かめていち早く駆けつけ、可能な限り手助けしてあげることが重要です。復旧作業を手伝ったり、子供やお年寄りを預かったり休息の場を提供するなど。近所であれば、トイレやお風呂、洗濯機、電話やパソコンなどの通信機器からラジオやTVなどの情報機器まで、遠慮ない使用を申し出れば喜ばれるでしょう。

天災直後はもちろん危険性を伴うので、自分の力量や判断も見誤らないようにしなければいけません。無闇にボランティア精神を発揮するのも考えもので、かえって邪魔になったり、自らが逆に助けられる側になっては意味も善意も無に帰してしまいます。

お見舞いの品はとりあえず、当座に必要な水や食料品、衣類、寝袋や寝具、防寒具などの災害必需品や生活日用品、また費用の一端としてお見舞い金を贈ってあげることが一番の慰めや励まし、助けになります。子供がいる場合には、学用品やおもちゃも喜ばれます。義援金などとしてのお見舞金は、水引、のしなしの白封筒に「災害御見舞」と書き、その下に姓名を書いて、被災後、落ち着いた頃に贈ります。金額の目安は5000~1万円です。


お見舞い返しの時期

生活を立て直すことが先決ですので、災害見舞いに対するお返しは、基本的には不要とされていますが、一段落したところで経過報告などを兼ねた近況と感謝の気持ちを伝える礼状や電話を。すっかり落ち着いた時点で、品物をお返しする場合は「御礼」「御見舞御礼」などの表書きに姓名を入れ、蝶結び、のし付きで贈ります。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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