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ドレスキャンプ、デザイナーにインタビュー

特集「2005年の注目の人」に際して、ドレスキャンプ2006年春夏コレクションの模様、およびデザイナーの岩谷俊和氏へのインタビューを交えて、同ブランドが見せる、革新性の一端に触れる。

執筆者:森田 剛


最新コレクション&デザイナーにインタビュー...

オールアバウト全体に亘る「2005年の注目の人」という年度末の特集に際して、まず頭に浮かんだのはDRESS CAMP(ドレスキャンプ)というブランドだった。

11月1日に開催された2006年春夏コレクションの模様、およびデザイナーの岩谷俊和氏へのインタビューを交えて、同ブランドが見せる、革新性の一端に触れられれば、と思う。

メンズのキーワード、カウボーイ&ウェスタン調...

銀製フリンジのついたラングラーウエスタンシャツと、コンチョの付いた皮革パンツ

COWBOYS/INDIANS、メンズのコレクションのキーワードとしては、その言葉が挙げられている。

パンツの全面にちりばめられてたコンチョ、デニムのシャツに入ったシルバーのフリンジ、そして帽子に存在感のある羽根を使用するなど、かつてない斬新なウエスタンテイストがそこには見受けられる。
(以下インタビュー質問事項)

Q.) ラングラーとコラボレートしたデニムシリーズに関して 新しい試みがあれば教えてください。

A.岩谷俊和氏、以下略)メンズでウエスタン調を取り上げたいと思った時。細身のウエスタンシャツが必要でした。 ゆえ、ラングラーと細身のシャツを中心とした取り組みをしました。

身を飾る装身具の形象、紋様に関する高い感性は、同ブランドの特徴として挙げられる。

レディスのテーマはMATA-HARI(マタ・ハリ)...

黄色いミンクのボレロと梅柄のワンピース、ピアジェのアームブレスレット

Q.)ドレスキャンプというブランドからは、装飾様式に対する類稀なる感性が伝わってくるのですが、影響を受けているものがあれば教えてください。

A.)歴史上の装飾的な要素やアートなど、特定ではないですがあらゆる影響を受けています。

第一次世界大戦後のパリで一世を風靡した女性ダンサーで、後にスパイ容疑で銃殺されたマタ・ハリが、今回のレディスのテーマとなっている。

興味深いのは、日本人離れしている、というか、非常に西欧的な文脈がデザインから感じられるドレスキャンプに、和のモチーフが入った時、そこに感じられる、新鮮さだ。
(通常、日本人デザイナーが和柄を取り上げる時の普通な感じとはまるで異なった趣がそこにはある)



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