タフ&セクシーな「グラマラスな女戦士」
ALEXANDER WANG 2009-10年秋冬NYコレクション (c)SWAROVSKI |
「グラマラスな女戦士」--。2009-10年秋冬NYコレクションのテーマは春夏に輪を掛けて、タフ&セクシー路線に踏み込んでみせました。映画「バットマン・リターンズ」(92年)で女優ミシェル・ファイアーが扮したキャットウーマンのコスチュームや、映画「マッドマックス/サンダードーム」(85年)出演の歌手ティナ・ターナーをイメージしているそう。
作品のほとんどが黒をベースにしています。それでもベッタリした「黒ずくめ」になっていないのは、風合いや光沢、素材感などを巧みに計算して組み合わせているから。かえってそれぞれの異なる黒の表情が互いを引き立て合う仕掛けです。スワロフスキーのクリスタライズも黒を照り返して、深みのあるリフレクションを生んでいます。
ALEXANDER WANG 2009-10年秋冬NYコレクション (c)SWAROVSKI |
ボディコン風のワンピや肌ピタのスキニーパンツはボディラインの優美さを強調。上に羽織ったマスキュリンなテーラードジャケットや、クラシックなつば広ハットは、ダンディズムや紳士っぽさをかぶせて、「レディース&ジェントルメン」な新しいパワーウーマン像を描き上げています。
大御所ブランドへの階段を駆け上がっていきそうな「アレキサンダー ワン」。相次ぐコラボのニュースもその注目度の証(あかし)。カジュアルウエアの「GAP」からは、GAPのアイコンカラーである「カーキ」にフォーカスしたコレクションが「GAP DESIGN EDITION」として限定販売されます。資生堂とのコラボでは、「マキアージュ」の秋の新商品が一部数量限定で発売になるそう。
2008年11月に発表された、米国ファッション界期待の星を表彰する「CFDA/VOGUEファッション基金アワード」では、ワン氏が見事に受賞を果たしました。乗りに乗っている感じの「アレキサンダー ワン」。
今、「買って自慢できる度」、ナンバー・ワンです!
ALEXANDER WANG
http://www.alexanderwang.com/
【写真協力】
SWAROVSKI
http://www.swarovskisparkles.com/
http://www.swarovskisparkles.tv (動画公開)
※スワロフスキー社は、毎シーズン、NY・パリ・ロンドンコレクションで発表をしている新進気鋭の若手ファッションデザイナー20数名に協賛をしています。ウェブサイトでは、随時、最新情報が公開されているので、こちらもチェックしてみて!
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