Richard Chai(リチャード チャイ)
Richard Chai | 2009年春夏NYコレクション |
「ゆるめ&ルーズ」感覚のパンツは、次シーズンは様々なフォルムや素材で登場してきます。ルーズなボーイズライクのパンツは今までになく新鮮。一見、難しそうに見えますが、足元をヒールで合わせたり、トップスにジャケットでメリハリを付ければ、逆に脚が華奢に見えるから不思議。
「Richard Chai(リチャード チャイ)」ブランドを手がける韓国系米国人のリチャード・チャイ氏は数々の有名ブランドで腕を磨き、満を持して2004年、自身の名前を冠したブランドをスタートさせた手練れです。
Peter Som(ピーター ソム)
Peter Som | 2009年春夏NYコレクション |
エスニックな匂いを漂わせながら、ウエストマークできちんと感を演出。エスニックに振りすぎないモダンでフェミニンなルックスは、上品コーデを目指す人には参考になりそう。
中国系米国人のピーター・ソム氏が手がけるブランド「Peter Som(ピーター ソム)」は2001年春夏NYコレクションでデビュー。エレガントでスタイリッシュな仕立てには定評があります。
Jason Wu(ジェイソン ウー)
Jason Wu | 2009年春夏NYコレクション |
ボリュームたっぷりのティアードスカートは、クラシカルなブラウスと好相性。ブラウス+スカートの単品コーデは着こなしの幅が広がるので、単調になりがちな春夏にこそ取り入れたい。ボウタイやラッフルで織りなすディテール使いのブラウスで表情も豊かに。
まだ25歳で台湾生まれのジェイソン・ウー氏の手がける「Jason Wu(ジェイソン ウー)」は2006年2月にデビューしたばかりですが、早くも堂々の風格。テイラーリングの手技を生かし、オートクチュール・ライクなディテールのドレスを進化させた、溌剌としたコレクションに期待は高まるばかりです。
デザイナーのジェイソン・ウー氏 | バックステージでは米国版「ヴォーグ」誌のアナ・ウインター編集長と。 |
2009年春夏トレンドと共にご紹介した、NYファッション界のアジアンタイフーンはいかがでしたか? 共通するのは、大胆すぎるデザインを避けたリアルクローズ。アジア人特有のきめ細かさやディテール使いと、NY流の実用性やミックススタイルとの融合がNY女性に受け入れられているようです。様々な国・地域の人たちが集まるNYならではのスタイルミックスを強みとするアジア系デザイナーは、これからも「世界一刺激的な街」NYのファッションシーンに元気を与え続けてくれそうです。
【写真協力】
ANNA SUI
(ANNA SUI SHOWROOM)
DEREK LAM
THAKOON
Jason Wu
(ブランドニュース 電話 03-3797-3673)
※そのほかはガイド自身が撮影したものです。すべての写真の無断使用を禁止させていただきます。
【関連記事】
ゆるモードなリアル服、NYブランドが熱い!
3.1 フィリップ リムが日本初上陸!
無敵の新トラッド旋風!2008-09秋冬NYコレクション