ファー付きダウンで視線ゲット
ダウンコートは防寒具としては重宝する半面、ボッテリした印象を与えがち。太めに見えるのも気になる点です。でも、ダウンが必需品のニューヨーカーはそんな気になるポイントを上手に避けながら、ボリュームのあるダウンコートを着こなしています。
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写真19.帽子とバッグの色使いがワザあり。 |
ボリュームのあるロングダウンコートでも、襟周りにファーがあしらってあると、見る人の目線が上に引き寄せられるので、全体に重たい印象をやわらげてくれます。目を引きやすい明るいピンクの帽子とバッグを腰より上にダブルで置いて、さらに「上向き目線」を誘導しています。深くかぶったニット帽と、いっぱいに立てたスタンドカラーのおかげで、顔がぐっと小さく見えます。フレアー気味のパンツでさっそうと歩けば、「ロングダウンコート=重たい」のイメージも蹴り飛ばせそうです。
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写真20.ファーのフードで小顔を強調! |
正面のゴールドジップがアイキャッチになっているカジュアルテイストのダウンコート。顔周りを取り囲むかのようなファーのフードに目がつかまってしまいます。上半身はもろ「防寒モード」を押し出しているのに、ボトムスは女の子らしいスカートで合わせるはずしの技が絶妙。全体にキュートに演出しています。
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写真21.ロングコートを気負わずに着こなす。 |
ロングのダウンをさらりと着こなしています。フードのファーを見せるために、髪はまとめています。タートルネックと靴の白がちらりと響き合ってさわやかな着こなしです。
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写真22.コートを着たときはさっそうと歩こう。 |
襟や袖先、フロント、にファーをあしらっている派手目のコートを元気よく堂々と着こなしています。大股で勢いよく歩く姿にコートのインパクトがピッタリ。姿勢や歩き方、立ち振る舞いもファッションの一部なのだということをあらためて感じます。マスタードイエローのブーツがシルエット全体のスパイスになっています。
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写真23.裏地まで気を抜かないおしゃれマスター。 |
ダウンコートの表地の色は抑えたミリタリーグリーンですが、裏地はサテンのような妖しい輝きを放つ赤。この赤の裏地を見せるために、気合いを入れてコートの前を開けて着ているのが素晴らしい!。そうです、オシャレには気合いも必要なんです。
以上、様々なコートを素敵な自分勝手でアレンジしているニューヨーカーのコートスタイルをご紹介しました。まだまだ寒い時期が続きます。気になるスタイルがあったら、ぜひいいとこ取りして「マイスタイル」にしてみませんか。
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