「ワザありコート」で差を付ける
東京ではあまり見かけない大胆なデザインのコートやゴージャスなロングコート、ファーコートなどもニューヨーカーは思い思いのアレンジで普段着として着こなしています。ニューヨーカーの勇気あるオシャレテクを盗めば、コートスタイルで断然差を付けられますよ。
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写真7.男っぽいハンチング帽がマッチ。 |
ポンチョ風でAラインシルエット。なかなか斬新なデザインです。しかもツイード地です。このコートジャケットにマニッシュなハンチング帽で合わせる決断があっぱれ。そして、ボトムはジーンズで崩し気味に演出しています。なかなかのファッショニスタと拝見しました。
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写真8.ロングコートで防寒しながらおしゃれ。 |
ウエストを絞って、裾に向かって再びボリュームを出しているワンピースシルエットのロングコートです。首から下のほぼ全身を包む防寒重視のコートだけど、ドレッシー。そのコートにマニッシュなパンツとチェック柄のスニーカーを持ってくるおしゃれ心に敬服です。ボトムエンドにチラリとのぞくニッチなミスマッチ感がたまりません。肩掛けバッグはカムフラージュ模様のアーミースタイルです。
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写真9.布と革をミックスしたロングコート。 |
揺れるような柔らかいシルエットのロングコートはまるでワンピースのよう。腕と腰のポケットに遊び心が感じられます。布と革といった異なるマテリアル(素材)を組み合わせることによって、平面的になってしまいがちなコートスタイルにも、見た目上の動きを出すことができます。こういったミックスマテリアルのコートを着てもいいし、単素材のコートに異質なマテリアルのバッグやマフラーなどを重ねて変化を出す手もあります。
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写真10.ファー付きスエードコートでセレブ感を演出。 |
ゴージャスなファーが付いたスエード地のコート。セレブ感がぐっと高まる素材です。スエード素材は高級感がありながら、派手になりすぎない素材なので、職場によりますが、マンハッタンでは通勤にも着ていく人が珍しくありません。これだけインパクトのあるコートなら、ボトムは抑えめで。黒革の手袋、ブーツで手堅くまとめています。
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写真11.ファーコートをデニムでドレスダウン。 |
見るからにぜいたくなミンクのコートでも、ジーンズで合わせれば簡単にドレスダウンできるというお手本です。ウエストのベルトをリボン結びでキュッと締めてコンパクトにまとめています。毛皮の着こなし、これは見習いたいテクです。
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通勤でも可能なコートの紹介です。
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