人気商品の魅力的な色のネーミング。ファッションを始め、あらゆる分野で注目されている色の名前。この一冊は必ず持っていたい、社会で最もよく広く使われる慣用色名、その色見本帖の決定版!
そして、これまで何故なかったのか、待望の色彩用語ハンドブックが出ました!デザイナー、検定受験者にとっては待ちに待った一冊。やはりこれも手元に置いておきたいですね。
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「よくわかる色彩用語ハンドブック」
小町谷朝生 監修 /内田洋子・宇田川千英子 共著
早稲田教育出版
デザイナー、検定受験者の皆さん、ようやく、ようやく、この本が出ました。どうして今までなかったのだろう、という感じです。
これまでは、プロが使うような専門の辞典や重くて厚い辞典、ファッション用語辞典の一部に「色彩」の用語が含まれていた程度で、色彩の勉強を始めたばかりの人やデザイナー向けのものはありませんでした。
でも、これからは大丈夫!
「文化」「人名」「眼・色覚・生理・心理」「色の表示・工学」「光・光源・照明」「色彩応用・材料」の色彩用語をイラスト入りでわかりやすく解説。約400ページのソフトな辞典。
各分野の用語はそれぞれ50音順に並べられています。もちろん巻末にはアルファベット順、50音順索引があって、分野のわからない用語でも読みで調べることができます。
読みが難しい用語にはルビがふられていますが全部の用語にはついていないことと、カラー図版がないことが、ちょっと残念ではあります。
さらに深く突っ込んで調べたい場合は、巻末の「参考文献」ページが参考になるでしょう。色彩論、色名、色彩科学、色彩工学、生理学、心理学、建築、照明、美術、服飾史、ファッションビジネス、テキスタイル、人名…の辞典および専門書のリストです。
また、「JIS関係」ページには色彩関係のJISタイトルリストがあります。
ファッション関係は「人名」分野と「色彩応用・材料」分野に掲載されています。服飾のイラストが多く、「ファッションの染色柄」については、白黒ですが写真図版を用い、大変よくまとまっています。
色名は「文化」分野に入っていますがカラー図版はナシ。「色の表示・工学」分野に、日本および海外の色見本帳の一覧表(「色見本帳の例」)あり。
検定受験を控えた皆さんは、必読の一冊ですヨ!ちなみに、本の帯には「カラー検定」を実施している「東京商工会議所推薦」と書かれています。
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