1 | 2
INDEX |
霊験あらたかな三色鬼の舞い
「鬼は外~!福は内~!」といえば?そう、 節分の豆まき。
本来、季節の節目=節分は一年に4回あるのですが、そのうち旧暦の大晦日にあたる2月3日が「冬と春の節分」です。2月4日の立春を新年とし、前年の邪気払いや厄落としを行う「追儺(ついな)式」の一つが豆まきです。
2月、京都市上京区の廬山寺では、三色の鬼が舞い踊り、大勢の人々が集まります。この三色の鬼たちは人間の三つの煩悩の象徴で、赤鬼は「貪欲」、青鬼は「怒り」、黒鬼は「愚痴」を表します。
廬山寺 /鬼の法楽~太鼓に合わせ三色の鬼が舞う
仁王立ちの赤鬼・青鬼・黒鬼
松明と大斧を持った鬼がポーズをとりながらひとしきり踊った後は、人々は法弓や紅白の福豆と餅、護摩供養によって門外まで追い払い、これら煩悩が退散していくのを見て盛り上がります。1000年前の宮中の故事にちなんだ鬼退治が、現代に受け継がれた瞬間です。
「福は内、鬼は外」 悪疫退散!煩悩を捨てよ!
また、2001年2月2~4日に行われた、吉田神社の追儺式「鬼やらい」では、赤、青、黄の三色の鬼が登場しました。面白いのは、廬山寺と吉田神社のどちらも、青鬼の「青」が、「緑」と「青」をまとめて呼ぶ「あお」色になっています。「あおい野菜」というときの「あお」です。
吉田神社の節分祭で授与される、梔子色(くちなしいろ/■)の厄除け札「疫神斎」(有料)は、京都では大変有名で大人気だそうですよ。
さて、家の鬼も退治しなければなりません。「正しい豆のまき方」をご存知ですか?次ページでは、家中の鬼を残らず退治する由緒正しい豆まきをお教えしましょう。
1 | 2
<関連サイト>
廬山寺(ろさんじ)-鬼の法楽- (行事レポート/画像提供:京都デジカメ散策)
鬼も舞妓も踊ります~♪節分祭 (京都サイト)
家相の“正体”(陰陽五行編) (家相・風水サイト)
節分の日 おすすめサイトはこちら!>>>
(2003年 1/29 追加しました。)