レディースファッション/レディーススーツ・ジャケット

TPO別最強コーディネート、教えます。

就職面接や重要なプレゼン、仕事帰りのデートや、友人とのディナーなど、何を着るべきか迷うシチュエーション別に、ファッションとビジネスのプロが単刀直入に着るべき洋服を伝授! アピール上手になる方法も。

遠藤 友香

執筆者:遠藤 友香

レディースファッションガイド

重要なシチュエーションで選ぶべき洋服はコレ!


TPOファッション
(左)伊藤美恵 エファップ・ジャポン学長/(株)ワグ代表取締役 1964年 山脇服飾美術学院卒、66年に(株)花井入社。85年に(株)ワグ設立。ブランドの企画、プロデュースを数多く手掛ける他、アタッシェ・ドゥ・プレスとしてパリ、ミラノ、東京を中心に活躍。アタッシェ・ドゥ・プレスという職業の重要性と、専門に学ぶ場の必要性を痛感、エファップ・ジャポン設立。キャリアの中で蓄積されたノウハウとその育成手法は、企業や広報・PR分野で活躍する人材から、高い評価を得ている。著書に「情熱がなければ伝わらない!」(日経BP社)がある。2009年フランス政府より藝術文化勲章シュヴァリエ受勲。(右)篠原欣子 テンプスタッフ(株)代表取締役社長 1953年 高木商業高等学校卒、三菱重工業株式会社入社。4年勤務後、スイス・イギリスに語学/秘書学を学ぶため留学。その後オーストラリアへ渡り、社長秘書を勤める。 帰国後、人材派遣会社「テンプスタッフ株式会社」を設立。米国経済雑誌「フォーチュン」で「世界最強の女性経営者50人」に10年連続でランキングされる。
就職面接や重要なビジネスプレゼン、また仕事帰りの彼とのデートや、友人とのディナーなど、大切な場面には何を着ていったらいいのか、頭を悩ませる人もきっと多いはず。そんな服装に迷うシチュエーション別に、ファッション界とビジネス界の大御所お二人が、選ぶべきファッションを単刀直入にお教えします! ファッションの世界で代表取締役、学長として活躍されている伊藤氏、ビジネスの世界で代表取締役社長として活躍されている篠原氏。そんなお二人のお話には説得力があり、とても参考になります。また、「仕事で評価される存在になりたい」「自分の強みを活かしたい」「私らしくいられるパートナーと出会いたい」など、多くの女性が抱える悩みにもお答えします。

【CONTENTS】
Page1:就職面接はリクルートスーツで統一すべきですか?
Page2:重要なビジネスプレゼンでの洋服はどうすべき?
Page3:仕事帰りの服装でも、華やかなデートファッションにするためには?
Page4:友人とのディナーで、おしゃれを感じさせる今春ファッションを教えてください。
Page4:自分ブランドを高めて、アピール上手に

就職面接はリクルートスーツで統一すべきですか?


TPOファッション
 
篠原社長:「個人的には、リクルートスーツでなくても、個性が見える服装のほうがいいと思うのですが、やっぱり業種や社風によるでしょう。リクルートスーツが就職活動の定番と捉えている会社もあるでしょうし、ファッション業界などでしたら、服装で個性を演出したほうがいいでしょうね。ただし、あくまで就職活動ですから、第一印象が大切。ビジネスに相応しくない服装は第一印象で損をしてしまいます。一般的な企業ですと、黒や紺のスーツが圧倒的に多いですね。一方、入社式になると、明るい色や、個性の見えるスーツの人も。また、スーツでも、上下で応用が効くようなものを選ぶと長く使えますね。髪型も常識の範疇で。企業を訪問して、長い髪の方が皆まとめているようなら、理由があると思われますので、合わせたほうがいいでしょう。」

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伊藤社長:「ファッション業界の場合、逆にリクルートスーツを着て来られると、その人がファッション業界に向くか見えてきませんね。その人の雰囲気がわかりませんから。だからといって、ジーンズなどのカジュアルでくだけた服装で来られても困ります。どんなブランドが好きで、普段どんな格好をしているかが見えるような服装がいいですね。白いスーツでも問題なし。黒いスーツならデザインや形によります。個性が見えるファッションがいいと思いますが、やはり、初対面ですし、常識の範囲内で。敬意を表して臨むべきでしょう。

面白い話がひとつあって、某外資ブランドの人事の方がおっしゃっていたのですが、面接にそこのブランドの洋服やバッグ、靴で全身固めて、某ブランドが好きですっていう人が来たそうなんですが、そういう人は絶対に採らないそうです。うちのブランドに入りたい人は、みんなうちが好きっていう人ばかりだから、その人でなくてもって。反対に、例えば他のブランドのバッグを持ってきて、御社のブランドのバッグは好きだけど、このブランドのバッグはこういうところがいいという話をする人のほうが断然面白いと思って採ると。某ブランドが好きっていう熱意だけでは、裏目に出ることもあるんですね。」


次のページでは、重要なビジネスプレゼンですべき服装をご紹介します。



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