大人気のレインブーツの完璧メンテナンス方法、教えます
レインブーツ \30,450(税込)/EMILIO PUCCI(バイズ ウィメン) |
実は、レインブーツの老舗ブランドにはアウトドアメーカーが多くなっています。レインブーツが本来活躍する場面は、かなり過酷なシチュエーションのため。特に人気なのが、フランス生まれのアウトドアブランド 「AIGLE(エーグル)」のもの。天然ラバーによるしっかりしたつくりとシックなデザインで、タウンユースとしても活躍してくれること間違いなし。また、スコットランド生まれの英国王室御用達ブランド「HUNTER(ハンター)」のレインブーツも人気。スーパーモデルのケイト・モスも愛用し、その洗練されたデザインと優れた実用性の高さから、今や世界を代表するブランドとして成長しています。
大人女性のための本命レインブーツとして大変人気なのが、「エミリオ・プッチ」「グッチ」「シャネル」など有名ブランドのレインブーツ。そもそも、ファッション・トレンドの発信地であるイタリア・ミラノにあるレインブーツ専門メーカー「REGINA REGIS RAIN(レジナ・レジス・レイン)」が、先に挙げたブランドがレインブーツを発表するきっかけを作ったと言われています。
今回読者の方に特におすすめしたいのが、「エミリオ・プッチ」のレインブーツ。「可愛いけど、柄が派手すぎて履くにはちょっと……」と躊躇するなかれ。確かに、インパクトある柄のブーツをセレクトするのはちょっとした冒険かもしれません。ですが、実際には想像以上にコーディネートしやすく、重宝します。例えば、白、黒、グレーといった無彩色のワンピースに合わせるのはもちろん、普段黒いブーツを合わせていたスタイリングにこのブーツを持ってくるだけで、いつものスタイルがぐっと新鮮に見えてくるから不思議。憂鬱な雨の日の気分を吹き飛ばしてくれそうな鮮やかなパターンもさることながら、ふかふかの履き心地も魅力。季節を問わず、雨の日でも雪の日でも履けるので、年間を通して大活躍してくれること間違いなし!
レインブーツの他にも、ファッション誌に多数登場してブレイク中のブラジル発シューズブランド「melissa(メリッサ)」のラバーシューズや、パリでスタートしたシューズブランド「AKA(アカ)」の姉妹ライン「AMARILLICO(アマリリコ)」のレインパンプスなど、ゴム製とは思えないほどのエレガントさで注目を集めています。
これらラバーシューズの最大の特長は、水に強いこと。靴の中に水が入る、あの不快感を味合わずに済むのですから、これは嬉しい! でも、外出先から自宅に戻った後、そのレインブーツやレインパンプス、どんな風にお手入れされていますか? そもそも、雨に強いラバーシューズをお手入れする必要なんてあるの? 実は、お手入れしないとせっかくのお気に入りのシューズを駄目にしてしまう可能性があるんです。
■硬化
経年変化によって、ラバー製品はどうしても硬くなってきます。ラバーブーツも、やはり折れ曲がったり、壁にもたれかかった状態が長く続くと型崩れします。型崩れした状態で長く置いてしまうと修復不可能になります。
■ひび割れ、黄ばみ
天然ゴムは有機素材です。何もせずに使い続けていると、1~2年で素材の端から細かい無数の傷ができ、それにともなってひび割れを起こすことがあります。また、色の薄いゴムは、特に黄ばみを起こしてしまいがち。その原因は、付着した汚れが酸化したり、物質そのものが酸化すること等によります。例えば、丈夫だからと洗剤でゴシゴシ洗ってしまうと、その時はきれいになるのですが、その後しばらくすると黄ばんでしまうことが多いのです。
■内側の臭い
ラバー製品は内側に水を通さないのが利点ですが、逆に内側の汗も外に逃がせずこもりがち。足は1日コップ1杯分の汗をかきます。足が蒸れて気持ち悪いのも嫌ですが、汗の雑菌が原因で発生する気になる臭い、何とかしたいもの。そのまま放置しておくと、水虫などの足のトラブルにもつながります。雨の多い時期に使うからこそ、ブーツ内側の消臭や除湿が大切。
正しいお手入れ方法
1.日光、ヒーターから離して、風通しのよい、湿気の少ないところに保管してください。
2.折曲げず、まっすぐ立てて保管してください(ブーツキーパーを使うと効果的)。汗をかいた場合、ブーツの内側に新聞紙や乾燥剤を入れて、湿気をしっかり取りましょう。
3.汚れが気になってきたら、汚れや泥をきれいな水で落とし、自然乾燥してください(間違っても、ドライヤーや直射日光で乾かさないでください)。内側を水洗いした場合も、良く乾かしてください。
4.ゴムを保護するために、時々ゴム専用のスプレーをすると表面がきれいになり、より効果的です。
次のページでは、雨の日に使用したレザーバッグのお手入れ方法をお教えします。