産婦人科・産院選び/助産院情報

【宮城】とも子助産院

【宮城】家族入院が6割を占めるというアットホームな助産院。助産師さんはもちろん妊婦ゴスペル隊などのサークル活動、市の保育ボランティアなどたくさんの女性が寄り合ってお産と育児を助け合っている場です。

河合 蘭

執筆者:河合 蘭

妊娠・出産ガイド

とも子助産院

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玄関の看板の前に立つ助産師さん。右が院長の伊藤朋子さんです。
【宮城県仙台市】
院長の伊藤朋子さん(助産師)にお聞きしました。

■こちらの特徴は何ですか?
分娩は、主に経産婦さんを対象としていて、上のお子さんや家族も一緒に入院できるのが、特徴。
6割の方が、家族入院をされます。赤ちゃんが生まれた夜は、家族が、離れがたくって、あかちゃんを真ん中に、皆で川の字になって、過ごすということがよくあります。別に、上の子の保育のためや、家族力不足だけが、家族入院の理由ではありません。いい時間をみんなで味わってほしいなあと思っています。
入院室が3室なので、分娩予約は月に10件程度までです。初産婦さんへは、助産院主催の様々なサークルや、クラス、産褥入院、母乳育児相談などで、対応しています。

■分娩料のめやす
5泊6日で40万円くらい。 家族入院は1人1泊3000円頂いています。

■出産される方の年齢層
20代~40代前半

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明るい畳のお部屋。出産と入院中のお部屋は同一です。窓の外には田んぼや緑が広がっています。
■産み方の希望
妊婦健診に一人30分かけておこないます。その間に、産婦さんや家族のご希望を聞き、お産に向けだんだんに、イメージを固めて行く作業を助産師と家族とともにおこなっていきます。水中分娩はしていません。赤ちゃんが生まれるときには、お風呂から出ていただいています。

・夫立ち会い
感染症の心配が無ければ、産婦さんの望む方は誰でも立ち会いできることにしています。夫の立ち会いは、6割程度です。上の子の立ち会いは、4割程度。

 ・フリースタイル出産
分娩台はありません。畳の和室にお布団を敷いて、お産します。そのまま産後も過ごします。

■産後の母子同室
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子連れ入院ができ、朝になると保育ボランティアスタッフが保育園へ連れて行ってくれます。バイバイをしてお兄ちゃんへと成長していく姿は感動的です。

出産から、退院までずっといっしょ。セミダブルのお布団で、母児同床です。

■母乳についての方針
完全母乳。黄疸や児の体重減少が多いときは、一時的にミルクを足すこともありますが、ほとんどのお母さんが、母乳育児を続けておられます。

■医師と助産師さんの数
常勤:助産師2人
非常勤:助産師6人、准看護師1名、鍼灸師1名
お料理チーム 3名 
お掃除チーム 3名
事務 1名
託児:託児ボランティア「ポケット」へ委託


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