雰囲気を自分の肌で感じてから決めよう
でも考えてみれば、産院情報は、もともとお見合い前の履歴書にすぎません。産院を知るために一番大切なのは、そこで働いている人と実際に会うことです。まずは、候補になったところに電話をして、夫立ち会いで産みたいとか、何でもいいですから、気になっていることを聞いてみます。電話での雰囲気がよかったら、実際に出かけていきます。
そこでは、医師だけではなく、助産師さん、看護師さん、お掃除の人など、そこにいる人みんなに注目します。産院の空気全体が明るく、生き生きとして、ものを言いにくいことがない風通しのいい感じがしたら、そこは有力候補ではないでしょうか。
また、お産は微妙な人間関係が影響します。「いい医師の選び方」を聞くと、たくさんの専門家が、「ウマが合うのが一番だよ」と言います。
情報がたくさん出てきたうれしい時代だからこそ、問われるのは、情報に流されない、「いいところかどうかは、私がこの目で決めるんだ!」という精神。それを大いに発揮して、この便利な道具を使ってください。