「住宅ローンは、できるだけ短く組むのがいいんですよね?」と聞かれることがあります。さて、どうでしょう?

【記事のインデックス】
期間が短ければ利息は少なくて済む
期間が短ければ残高が減るスピードがはやい
無理ない程度に短く組む

期間が短ければ利息は少なくて済む

住宅ローンを短く組むと、支払う利息を減らすことができます。借入金額を同じ3,000万として見てみましょう。
表1をご覧ください。借入期間20年の場合、トータルで支払う利息は約990万円。それに対して、期間25年の借入れでは約1,270万円、期間30年では約1,550万円です。ずいぶんと差が開くことをお分かりいただけるでしょう。
支払利息という観点からは、「できるだけ短く組むのがいい」といえます。

ああ 


期間が短ければ残高が減るスピードがはやい

ついでに、借入残高が減るスピードの違いをみてみましょう。表2に、借入れから10年経過後の残高を載せています。当たり前といえばそれまでですが、短く組むほど、残高の減るスピードがはやいことがわかります。
購入後しばらくしてから家を買い替える場合など、余裕を持って次への準備ができそうですね。借入残高が減るスピードという観点からも、「できるだけ短く組むのがいい」といえるでしょう。

ああ 

もちろん心理面においても、ローンを短く組むと、返済から早く解放されるから老後が安心ということも見逃せません。いずれにしても負担を先送りしないことは大切です。

では、住宅ローンは「できるだけ短く組むのがいい」と言い切ってしまっていいでしょうか?

無理ない程度に短く組む

当然のことながら、期間を短く組めば毎月の返済負担は増します(表3参照)。期間を頑張りすぎて返済が苦しくなってしまうのは考えものです。

ああ 

住宅ローンは長期にわたる借入れです。今はよくても先々で何がおこるかなんて誰にもわからないもの。当初の計画にある程度の余裕を持たせておくことが肝心です。
また、試算では期間を5年単位としていますが、実際に期間の検討をするときは、1年単位などで比べるようにしましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。