インテリアコーディネート/カフェ・レストラン・ホテルに学ぶコーデ術

厨房は劇場空間“Biffi Teatro ビッフィ・テアトロ”(2ページ目)

モダンでシンプル、オープンキッチン形式のイタリアンレストランからニュートラルな色使いと厨房を主役としたインテリアを楽しみます。

菅野 民子

菅野 民子

インテリアスタイル実例 ガイド

二級建築士

住宅設計・インテリアに携わりウ~ン10年、プロ体験に基づくさまざまな知識がいっぱい!なんだかんだと言っても根底はインテリアのことを考えるのが大好きです。

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チャーミングな“赤”をアクセントに!

赤のモザイクタイルが印象的

赤のモザイクタイルが印象的

赤の額絵をアクセントに

赤の額絵をアクセントに












レストラン全体はモダンなニュートラル空間になっていますが、要所要所に“赤”をアクセントカラーとしてリズムカルに使い、温かいやさしさの雰囲気がリラックスを感じさせます。洗面所に通じる廊下には赤の額絵が並び、壁面には赤のモザイクタイルが貼られ、そのモザイクタイルはバールの部屋の壁面に連なります。 メインカウンターが終わる厨房との小壁にも、赤の額絵がさりげなく掛けられていました。


シュルフから見えるバールの内部

シュルフから見えるバールの内部

スチールのシェルフから垣間見えるバールの空間は、赤をアクセントにした内装になっています。もちろん壁面には廊下から連続する赤のモザイクタイルが貼られています。そしてシェルフは両面から使えるようになっていて、さまざまなオブジェが飾られています。




カウンターの上部に飾られた赤のストーブ鍋

カウンターの上部に飾られた赤のストーブ鍋

印象的だったのは、間接照明の下の棚に飾られたストーブ(STAUB)社の小さな赤い鍋、ピコ・ココッットが幾つも並べられている光景です。食器としてだけではなく、レストランのオブジェとして可愛く演出されています。






“美味しい”とインテリアの関係

“美味しい”がパフォーマンスとなって芸術に昇格する!レストランのインテリアが舞台装置になって、厨房という舞台でシェフの一挙一動がパフォーマンスとなって観劇され、それを観客が味あうことができる。それはシェフと客が一体となると共に、美味しさが居心地の良い空間と一体となるような気がします。新しい食事を楽しむ方法として、厨房は劇場空間といえるのでしょう。


<DATE>
「BIFFI TEATRO( ビッフィ・テアトロ)」
住所:東京都港区白金台4-19-21白金イガックスビル
Tel 03-5789-0206
(インテリアデザイン:ヒラモトデザインスタジオ


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