PC周辺機器/パソコン周辺機器の選び方

お絵かきやPC操作に使えるペンタブレットの選び方(2ページ目)

PCの高い処理能力を生かし、画像編集や動画編集、イラスト作成などにPCを用いている人は少なくない。そんなクリエイティブ用途に便利なのがペンタブレットだ。マウスは細かくて繊細な操作が苦手で、イラストを描いたり手書き文字を入力することは難しい。そこでペンタブレットの選び方を紹介していこう。

安蔵 靖志

執筆者:安蔵 靖志

デジタル・家電ガイド

マルチタッチでPC操作にも使える「Bambooシリーズ」

現在、一般ユーザーに最もお薦めなのが「Bambooシリーズ」だ。ペン操作だけでなく、指先でのタッチ操作に対応。iPhone/iPadのように二本指で操作する「マルチタッチ」にも対応しており、画面のスクロールや拡大・縮小、回転なども手軽に行える(エントリーモデルの「Bamboo Touch」はペン操作に非対応)。
ペンタブレットの標準モデル「Bambooシリーズ」

ペンタブレットの標準モデル「Bambooシリーズ」


ラインアップはタッチ操作専用の小型モデル「Bamboo Touch」から、幅広いユーザー向けでキャリングケースが付属する「Bamboo」(A6サイズ)、アプリケーションソフトが充実する「Bamboo Fun」(A6/A5サイズ)、イラストに特化した「Bamboo Comic」(A6/A5サイズ)、デジタルアート操作のノウハウが詰まったオリジナルガイドブック(Windows Vista準拠)が付属する「Bamboo Art Master」の5シリーズ。


迷ったら「Bamboo Fun」を選ぼう

ペンタブレットを選ぶ上で、しっかりと検討しなければならないのは「サイズ」と「付属ソフト」だ。手軽に使えて場所をとらないのはA6サイズ(Bambooシリーズの読み取り可能範囲はA6サイズより若干小さい147.2×92mm)だが、精密な作業を行うのならA5サイズ(同じく、A5より若干小さい216.48×137mm)のモデルをお薦めしたい。

性能面では筆圧レベルの感知性能や読み取り速度・分解能などもチェックしたいところだが、BambooシリーズはBamboo Touchを除いてどれも同じ性能を備えているので割愛したい。

続いて検討したいのが付属アプリケーションだ。Bamboo TouchとBambooはアプリケーションソフトを付属していないので、すでにアプリケーションをそろえている人向け。だがこれからタブレットを使いたいというのに、すでにアプリケーションをそろえているという人は少ないだろう。そこで、タブレット初心者にはぜひとも「Bamboo Fun」をお薦めしたい。

タブレット初心者にはおすすめなのが「Bamboo Fun」

タブレット初心者にはおすすめなのが「Bamboo Fun」



Bamboo Funには画像編集ソフトとして「Adobe Photoshop Elements 7 for Windows」「Adobe Photoshop Elements 6 for Macintosh」が、イラスト作成ソフトとして油絵などが描ける「Corel Painter Essentials 4(Windows/Macintosh)」、水彩画を描ける「水彩LITE(Windows)」が付属。

さらに写真補正ソフト「Photo Creator for Wacom(Windows)」や、マルチタッチ対応の動画編集ソフト「LoiLoScope plus for Wacom(Windows)」も付属している。「いろいろとタブレットを楽しんでみたい」という人にお薦めのモデルだ。

■ガイドお薦めのペンタブレット
・ワコム「Bamboo Fun CTH-661」
読み取り範囲216.48×137mmのミディアムサイズモデル。


・ワコム「Bamboo Fun CTH-461」

読み取り範囲147.2×92mmの小型モデル。

 

次のページでは、よりハイアマチュアやプロ向けのタブレットをご紹介します。
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