3回にわたって、住宅ローン借り換えのキホンについて書いてきました。今回は、「住宅ローン借り換えのキホン~総返済額を下げたい」の記事を受けて、更にひと工夫、期間を短くしてより総返済額を減らす提案です。

過去の記事
住宅ローン借り換えのキホン~総返済額を下げたい
住宅ローン借り換えのキホン~金利上昇リスクを回避したい
住宅ローン借り換えのキホン~当面の返済額を下げたい

【記事のインデックス】
総返済額軽減の効果
返済期間を短くしてみよう

総返済額軽減の効果

総返済額を下げたい場合は、原則として、現在利用中のものと同じ金利タイプへの借り換えを検討します。「住宅ローン借り換えのキホン~総返済額を下げたい」で示したAさんの例を見てみましょう。

Aさんのローン残高は2,270万円。残期間は20年です。Aさんは、金利が上昇するリスクは一切とりたくないタイプ。そのため、今は、全期間固定金利型を利用中ですが、返済期間が20年を切ったのを機会に、より金利の低い20年固定金利型への借り換えを検討しています。ある金融機関では、適用金利を0.9%引き下げることが可能です。今後金利が動く心配はないし、適用金利も低くなる。下表によれば借り換えコスト約50万円を勘案しても効果が出そうです。
総返済額概算

総返済額概算
 


返済期間を短くしてみよう

現在の返済額が負担ではない場合、借り換えで返済額を軽減する必要はありません。Aさんの例をとれば、借り換えによって、毎月返済額は約1万円少なくなりますが、しっかり管理しないといつの間にか使ってしまいそうですね。

このようなケースでは、期間を短くすることをお勧めします。 毎月返済額を、借り換え前と同程度の約13万円とすると、返済期間は18年。20年のローンを2年短縮することができます。それによる返済額軽減の効果は次の表の通りです。
総返済額概算

総返済額概算


いかがですか。期間20年のまま借り換えた場合と比べて、更に約60万円の軽減効果が生まれることがお分かりいただけるでしょう。完済は2年も早まるし、返済額軽減効果もアップ!となれば、検討しない手はないですね。

ひとくちに住宅ローンの借り換えといっても、目的によってとるべき手段は異なります。まずは目的をはっきり持ち、それを達成できる手段を検討、同時に、後に困らないような対策を講じておくことが大切です。
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