小学校にPTAがあるように、保育園にも「父母会」というものがあります。
「え?幼稚園はバザーとかいろいろ大変って聞くけど、保育園にもあるの?」と思う方がいるかもしれませんね。父母会のない保育園もあるようですが、認可園の場合はあることが多いようです。
小規模な無認可園の場合は、バザーなどで運営費を確保することが父母会の重要な役割になっている場合もあります。幼稚園の父母会も、こちらに近いのかもしれません。
ここではおもに、ある程度規模の大きい、公立認可園の父母会をイメージしてお話します。
(1)保育園の「父母会」って何するの?
(2)どのように参加していく?
(1)保育園の「父母会」って何するの?
「年に何回か、園で先生方とお話するあれ?」
違います。あれは「保護者会」です。「保護者会」は、保育園が主催するもの。「父母会」は保育園とは別の組織です。
役員の選出などには、先生方はタッチしません。保育料とは全く別に、「父母会費」を各家庭から集めて、そのお金で行事などが運営されます。父母会主催の会合や行事は、園の保育時間外に行われます。
具体的な活動例としては、「年度はじめに役員を選出し、年間の計画を立てる」「夏祭り(夕涼み会)、バザー、お餅つきなどの行事を行う」などです。
「なんでわざわざそんなことをするのか?」
保育園児の親どうしは、普通に通園しているだけではなかなか親同士が親しくなる機会がありませんよね。「同じ保育園に通わせている親子で一緒に楽しもうよ!」というのが父母会行事の目的だと思われます。
というと、「遊ぶことだけが目的なの?」と言われそうですが、実はこれも大事なこと。親同士が親睦を深めると必要な情報も交換できるし、何より子どもが喜びます。
ふだん一緒にいる園の友だちと親と、両方といっしょに遊べるというのは、子どもにとってはとてもうれしいことのようです。