資産運用

中長期投資VS短期投資。儲かる投資法はどっち?(2ページ目)

株を買ってはみたけれど、いつ売ったらいいのか悩む人も多いことでしょう。株が上がるか下がるかわからないのですから、「利益があるうちに売ろうか」それとも「まだまだ上がりそうだから売らないでおこうか」と悩むのも当然です。短期投資と中長期投資のどちらが儲かる投資法なのでしょうか?チャートを使って、具体的に考えてみます。

横山 利香

横山 利香

投資をはじめてみよう ガイド

国際テクニカルアナリスト連盟認定テクニカルアナリスト(CFTe)、日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー、相続士であるガイドが、自身の投資体験を元に、株式投資や不動産投資を中心とした投資情報や資産運用を紹介。

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短期投資はかなりの好成績

一般的に、短期投資としては、1週間から1ヵ月程度のの保有期間を指します。短期投資の売買頻度にも印をつけました。買いは丸印、売りは四角印です。

中、長期投資では1回だけしか売買しませんでしたが、短期投資では少なくとも4回売買することができます。

楽天証券マーケットスピードチャート

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10ヶ月間の儲けは5,000円。およそ54%のパフォーマンスで、かなりの好成績です。

中長期保有での「あの時売ればこれだけ儲かったのに」という思いは、短期投資では「また下がったから買いチャンスだ」に変わります。イライラは減るでしょう。

そして、1回売買タイミングを逃しても、他の3回を売買できれば儲けを積み重ねることができます。

どちらが儲かるのかという視点で考えれば、短期投資に軍配が上がると言えます。

売買にかかりっきりの短期投資

ただし、短期投資の場合は、いつも売買タイミングを窺わなければなりません。ですから、株式投資にかかりっきりの生活にはなってしまいます。

その点、中、長期投資の場合は、長く保有することが前提ですから、売買タイミングをいつも気にしている必要はありません。儲けと引き換えに、時間的余裕を得ていると言えます。

また、短期投資でも中長期投資でも、例のようにいつもうまく売買できるわけではなく、損失を被る時もあるでしょう。損切りやナンピンなど、自分に合った損失への対処法をあらかじめ考えておくことも、もちろん儲けを増やす上では大事です。

株価の動きに翻弄されていては、日々の生活に支障をきたしてしまいます。儲ける視点に加え損失への対処法など、自分のライフスタイルに合った投資スタイルをあらかじえ考えておきたいですね。
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