iPadの3G契約には2つの料金プラン
iPadは大きく分けてWi-Fi版と3G版の2種類がある。Wi-Fi版は、本体価格のみで、特に追加料金などはかからない(もちろん無線LAN通信費は別だ)。しかし3G版を購入し、3G回線で接続するには、当然のことながら通信料を支払わなくてはいけない。ソフトバンクモバイルでは2つの料金プランを用意している。
奥がWi-Fi版、手前が3G版(画像は2010年発売版のiPad)。3G版を使うためには通信費が別途必要だ
(iPad専用)一括購入でデータ定額プランなら2295円/月
まず、ひとつめが毎月一定額を支払っていく従来型のモデルだ。2011年9月30日まで「iPad for everyboty」キャンペーンが適用される。定額プランとして毎月4410円という設定になっており、これにより毎月、インターネットをつなぎっぱなしで楽しめる。月々の支払は、24回の分割払いにした場合、端末の分割払い代金(16GBは2360円、32GBは2700円、64GBは3030円)にデータ定額プランの4410円と、ウェブ基本料の315円を足し、それぞれ割り引く(16GBは2360円、32GBは2300円、64GBは2240円)というかたちになる。つまり、16GBで月々4725円、32GBで5125円、64GBで5515円を支払うことになるのだ。
端末代金を購入時に一括で支払ってしまえば、たとえば16GBモデルの場合、4410円と315円を足した料金から2360円を引いた額=2365円を支払えばいい。
月月割が適用されるのは24カ月間と限られているため、その後は4410円に戻ってしまう(おそらく、そのタイミングには新しいiPadが登場しているのだろう)。
(iPad専用)プリペイドプランなら、4410円(1GB)か1510円(100MB)
もうひとつの料金プランが「プリペイド」だ。毎月一定額を支払うのではなく、必要に応じて支払っていくというものだ。プリペイドプランは2種類あり、1回の4410円の支払いで1GBの通信容量分(もしくは30日間)まで使えるものと、1510円支払うことで、100MBの通信容量分(もしくは30日間)まで使えるようになっている。
プリペイドプランは確かに、毎月の負担は少ないようにも感じるが、実際のところは1回のチャージで「30日間」という制限がついてしまうため、かなり使いにくい。
仮に1GBのプランであっても、週に数回ちょこちょこ外出先で使うとなっても、毎月のように4410円を支払わなくてはいけないので、月月割が適用される定額プランと比べるとかなり割高だ。
さらに1510円で100MBというのもかなり不安だ。ウェブページであればトップ画面で1MBを超えるのも珍しくない。メールなどの限られたようであれば問題がないかもしれないが、ちょっとしたネットサーフィンであればかなり早いタイミングで100MBに達することが考えられる。
おすすめはデータ定額プラン
年に数回、無線LAN環境のない別荘地で使うという特殊なケースをのぞき、3G回線版を購入するのであれば、月月割が適用される定額プランを契約しておくのが無難だろう。本体価格はWi-Fi版16GBという最も安価なモデルで4万8800円。64GBの3G対応版をプリペイドプランで購入すると8万6160円。プリペイドプラン、Wi-Fi版を分割で購入すると年率がかかり割高になるケースもあるので、購入時には注意しよう。
【関連サイト】
アップル iPad
ソフトバンク iPad 料金プラン
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