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「フラット35S」の魅力とは?

変動金利型や固定期間選択型に比べて、適用金利が高いために敬遠されがちだったフラット35。しかし、金利そのものが下がったことに加えて、当初期間の金利が引き下げられるとあって注目が集まっています。

久谷 真理子

執筆者:久谷 真理子

住宅購入のお金入門ガイド

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フラット35といえば、長期固定金利型の住宅ローン。今までは、変動金利型や固定期間選択型に比べて適用金利が高いために敬遠されがちでした。しかし、金利そのものが下がったことに加えて当初期間の金利が引き下げられるとあって、注目が集まっています。

返済額の違いを見てみよう

表で、フラット35とフラット35Sの返済額の違いを見てみましょう。
フラット35とフラット35S
3000万円を35年、元利均等毎月返済で借りた場合、フラット35の毎月返済額は9万7693円です。それに対して、当初10年間の金利が0.7%引下げになるフラット35Sエコの毎月返済額は8万7368円で、当初5年間でいえば、毎月返済額の差は1万325円。10年経過後には適用金利が同じになるものの、依然として毎月返済額に2000円以上の差がつきます。これは、フラット35Sエコの元金返済が当初10年間で進んでいるためです。

検索機能で対象物件探しもラクラク!

フラット35Sは、省エネルギー性、耐震などの要件を満たす住宅を取得する場合に、金利引下げを受けることができる制度です。 

住宅金融支援機構のサイトには、物件検査をあらかじめ受けているマンションを検索できる「フラット35登録マンション」のほか、機構が定める基準に適合していることを確認した中古マンションを検索できる「中古マンションらくらくフラット35」などのコーナーを設けていますから、参考にしてください。

参考:住宅金融支援機構ホームページ
フラット35登録マンション
中古マンションらくらくフラット35

フラット35Sの金利はそれでも高い?

現在の住宅ローン金利は“超”がつく低金利。変動金利型の商品であれば1%を切る水準で提供されている事実があります。そのため、フラット35Sの金利を魅力的だと思わない人もいるでしょう。

しかし、変動金利型は先々の金利に保証がない商品。その点、フラット35Sは返済終了までの適用金利がわかっている安心感があります。対象物件を取得するのであれば、利用を検討する価値は大です。


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