一番目に見えて効果が出やすいけど、難しいのが食費の節約。バランスや質の良い食事をしながら食費を減らすためには「いかに安い物を買うか」より「いかに食材の無駄をなくすか」の方が大切です。

しっかり使い切る

安く買うだけではなく、無駄を減らすコツをつかむのが大切

安く買うだけではなく、無駄を減らすコツをつかむのが大切

食費節約には、食材を無駄なくしっかり使い切ることが一番重要です。ですから、買い物も買い足し買い足しするのではなく「買う→使い切る」のサイクルをしっかり作るようにします。買い足さなくてはならない場合も、あらかじめ在庫を確認し、早く使った方が良い食材から献立を立てるようにして、食材の無駄をなくします。

食費を節約できるか否かは、料理の上手い下手より、献立力があるかないかの方が大きく関係します。「この料理を作るには○と□を揃えなくては……」ではなく「○と□が冷蔵庫にあるならこの料理にしよう」という、ある食材で料理を作れる応用力を鍛えましょう。


正しい食材の保存

購入した食材を傷ませずにしっかり使い切るためには、その食材に最適な方法で保存することが大切です。

まず冷凍ができる物は、すぐに使う物以外冷凍してしまいましょう。肉、魚介類、野菜、キノコ類、パン、麺類、納豆などなど、大半の食材は冷凍保存が可能です。冷凍不可なものは、生のまま食べる野菜、こんにゃく、豆腐(凍み豆腐としてなら可)、茹でたジャガイモ(マッシュは可)、ゆで卵などですので、こうした冷凍不可の物はできるだけ早く使うように献立を立てるようにします。

冷凍保存をする際は、小分けにすることが大切です。一度解凍した食材は再冷凍できませんので、最初から小分けにして冷凍しておけば無駄がありません。

その他、ポリ袋に入れて野菜室がよいもの、常温保存をした方が良いものなど、それぞれの食材に最適な保存方法を知り、食材を長持ちさせましょう。

価格相場を知る

チラシのマメなチェックや底値買いにこだわる必要はありませんが、ある程度の価格相場を知ることは必要です。よくわからないという方は、底値帳をつけてみるのがおすすめです(参照:「底値帳をつけて賢く買い物」)。

底値帳を付ける目的は、底値で買うことではなく、あくまで購入に妥当な価格を知ることです。この金額以下であれば購入しよう、というような妥協できる価格の目安があれば、無駄に高い買い物をしなくてすみます。また、近隣のスーパーなどの安売りのサイクルを知るために、チラシのチェックをするのも良いでしょう。


まとめ買い

食費節約には必ずまとめ買いが必要であるとは言えませんが、買い物の回数は少ない方が無駄買いの機会を減らすことができます。最初に予算をしっかり決め、ある程度の日数分をまとめて買って上手に保存し、それらの食材を上手く割り振って献立を立てればバランスよく低コストで料理ができます。

ですが、買った食材で上手に献立を立てることが苦手な方は、まとめ買いをすることで逆に食材を悪くしてしまったり無駄にすることもありますので気をつけましょう。献立をたてるのが苦手な方は、3日程度の短期でまとめ買いをすることから始めてみて下さい(関連:「食費がみるみる減る節約術」)。


出来合いの物に頼らない

買い物に行けばお弁当や総菜、混ぜ合わせだけですぐ調理できる素などの食材が非常に多く売られています。これらは時間の手間も省けますし、食べたい時すぐ食べられるので便利なものです。ですが、普通に食材だけを買って家で調理するのに比べ割高であることは言うまでもありません。

他にもタレやドレッシングなどの加工調味料なども、あれば便利ではありますが、無くても料理が成り立つものですから便利食材の一種と言えるでしょう。

こうしたものをを一切買わない方が良いとまでは言えませんが、できるだけ肉、魚、野菜などといった純粋な食材と、基本となる調味料のみで調理をする習慣を付けることが食費節約につながります。便利な食材や調味料は、同時に「時間」や「手間」というものにお金を掛けているという感覚を持っておきましょう。

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