高性能・多機能から使いやすいツールに進化したスマートフォン
高性能はハードウエア、多機能なソフトウエアなど、性能重視で進歩してきたスマートフォンですが、普及率の向上とともにハイエンドユーザーから初心者ユーザーに利用層が広がってきたことで、使いやすいツールとしての変化が生まれてきています。性能と機能だけでなく、大きさやデザイン、操作性など、利用者の負担を減らすスマートフォンの進化が始まっています。
また、端末だけでなくサービスの面でも改善が図られており、インターネットを介したメール、Web閲覧、TwitterやFacebookのようなソーシャルサービス、ゲームだけではなく、音楽映画、ドラマなどのエンタテイメントの利用も身近になってきました。
ネットの快適さで選ぶ
スマートフォンは小さなパソコンとはよく言われますが、通信機でもあることがパソコンとは大きく異なるポイントです。この通信環境を大きく改善したのが、3G通信の速度を超える4G(3.9G)通信 WiMAXやLTEなどの次世代モバイル通信への対応です。これまでの3G通信は、DC-HSDPAでも理論値で下り最大42Mbpsでしたが、LTEでは、下り最大75Mbpsという高速な通信速度が利用できます。これらは理論値ですが、通信状況がよい場所であれば実測で、3Gでは2~3Mbpsの速度ですが、10Mbps近い速度を利用することも可能です。
また、こうした高速通信はテザリング機能と組み合わせることで、スマートフォンをモバイルルーターとして活用できます。外出先でWi-Fiタブレットやパソコン、携帯ゲーム機をインターネットに接続するといった使い方もできます。
【ガイドおすすめ端末】
■au HTC J ISW13HT
WiMAXと国内サービスのおサイフ、ワンセグにも対応したスマートフォンがauのHTC J ISW13HTです。下り最大40Mbps(WiMAXエリア外のauエリアでは下り最大3.1Mbps)の高速なインターネットアクセスが利用できます。またWi-Fiテザリングでは通信量の制限なしで利用できます。WiMAX+3G+au WiFiという3つの通信を自動検出して接続してくれますので、広いエリアでの利用ができます。
■ドコモ GALAXY Note SC-05D
最大75Mbpの高速通信LTE Xiに対応しているのがGALAXY Note SC-05Dです。スマートフォン最大となる2500mAhを搭載しており、電池消費が大きい高速通信でも安心して利用することができます。Xi+3Gに加え、地下鉄や公共機関ではドコモWi-Fiも利用できます。
大画面、高解像度で選ぶ
大画面、HD対応など、高解像度化が進むスマートフォンでは、5インチモデルも新たに登場し、持ち歩ける大画面スマートフォンの世界が更に広がっています。大きく広いHD画面(1280×800)は、PCサイトの閲覧も指タッチだけでなく、ペンでお絵かきもできるほど見やすく操作も快適です。【ガイドおすすめ端末】
■ドコモ Optimus Vu L-06D
2012年夏モデルで登場する5インチスマートフォン。4:3という書籍が見やすい画面におサイフ、ワンセグなどのサービスも搭載したオールインワン端末です。5インチ(1024×768ドット)ながら厚さ 約 9.4mmと薄く、大きさを感じさせません。
次のページでは、アウトドアにも強い防水スマートフォンをご紹介します。