浅間山の噴火による溶岩がもたらした観光スポットも
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鬼押出し園 |
浅間山、浅間隠山、白根山といった山々に囲まれ、白糸ハイランドウェイ、鬼押ハイウェー、浅間白根火山ルートと続く有料道路の両脇に広がるエリアが北軽井沢。標高も1,100mを超え、山岳リゾートの表情が濃くなってきます。北軽井沢という名称は、大正時代に新軽井沢と草津を結んだ草軽電鉄の「北軽井沢」駅がこのエリアにあったことも由縁しており、現存する木造の旧駅舎は登録有形文化財に指定されています(駅舎内は現在未公開)。北軽井沢といえば、自然景観が生み出す雄大な景色が魅力。最も象徴的なスポットが「鬼押出し園」です。
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鬼押出し園」
天明3年(1783)の浅間山大噴火によって噴出された、長さ6km、幅3kmの溶岩が凝固地帯を形成しており、溶岩を縫うように4つの遊歩道が設けられています。道中では高山植物の群生が楽しめたり、見晴台から雄大な景色を眺めることができます。
放牧風景を眺めつつ、牛乳やソフトクリームを
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県営浅間牧場 |
もうひとつの見所が標高1300mに広がる800haの県営牧場「浅間牧場」です。約800頭の牛が放牧され、5月にはシャクナゲ、6月下旬にはレンゲツツジが見頃となります。牧場の入り口近くには「浅間牧場茶屋」があり、しぼりたて牛乳やソフトクリームでひと休みすることも。浅間牧場のすぐ北側には、このエリア最大の滝「浅間大滝」があり、涼をもたらしてくれます。また浅間大滝からやや下流に「魚止めの滝」もあり、その名の通り、魚が登り切れないほどの三段に渡る落差は迫力満点。秋は周囲の緑が紅葉し、隠れた紅葉スポットになります。
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浅間牧場茶屋」
濃厚なジャージー種のしぼりたてジョッキ牛乳やソフトクリームが味わえるほか、バーベキューも楽しめます。また、動物との触れ合いコーナーやウエスタン乗馬体験などで遊ぶこともできます。