コストは三者で分かれるところ。一日の約定金額によってETFの売買手数料が無料になる動きも(松井証券 11月17日~ 10万円まで無料) |
最低購入口数・金額を比較する
2008年9月ETFを購入しやすいように最低購入単位が変更になり、通常の投資信託、株のミニ株などと同様1万円程度から購入できるようになりました。ただし、1口から1000口まで銘柄ごとに売買できる単位(単元)が決められているので、銘柄によって最低金額が違います。2008年11月14日現在、TOPIX連動型上場投資信託(コード1306)は一口876円。最低口数10口なので8760円で購入可能。1000株が最低単位の上場インデックスファンドTOPIX(コード1308)は一口863円、863,000円が最低となります。投資信託の購入は通常一口1万円から。株式取引では、最近、個人株主を増やすため売買単位の引き下げや株式分割を行う企業が多く、10万円以下で購入できる銘柄も増えてきています。証券会社によってミニ株、プチ株、まめ株とシステムは異なりますが、最低購入金額の1/10から株式を購入することができます。
一概には言えませんが、最低購入金額を考えると投資信託が買いやすいといえるでしょう。
コストを比較する
■購入・売却時のコスト投資信託、特にインデックスファンドは購入時の手数料が無料のノーロードが多く販売されていますが、ETFでは株と同様購入手数料がかかります。
購入する証券会社によって大きく違いますが、大手証券会社の窓口で買う場合は、2700円以上かかるケースもあります。少額であればあるほど、売買手数料にも配慮したいものです。ネット証券では、売買額20万円以下であれば500円以下のところもあります。口座を開く前に比較してみましょう。All Aboutの株・投信サービス比較のサイトで簡単に比較が可能です。
■保有コストの安さ
ETFはその仕組みから、同じ指数に連動するものでも、通常の投資信託に比べ保有期間中にかかる信託報酬が安く、長期投資に適しています。例えば、通常の投資信託は安いものでも0.5%~ですが、野村アセットのTOPIX連動型上場投資信託の信託報酬は約0.1155%と4倍以上の差があります。
コストの面では、保有コストでは、投資信託<ETF<株、
売買手数料では、投資信託>FTF=株
中長期投資の姿勢で運用を考えている方は、毎日かかる保有コストの差がリターンに影響してきます。同じ投資内容のもので比較するとETFの方が投資効果あり!
少額でのETF購入は売買手数料に要注意です。売買手数料÷投資金額=手数料の割合を計算して投資信託の購入手数料(0~3.15%)と比較してみましょう。
次は、ETFの大きなメリット、分散効果についてご紹介します。